移住する際に心配な収入源については、仕事付きの移住先を見つけることで解消できます。
本記事では、仕事付きの移住先を見つける方法として、おすすめの仕事探しサイトと、仕事を探すポイントや失敗しない仕事選びについて解説します。
目次
仕事付きの移住先を決めるメリット
新しい場所で生活していくには、何かと不安なこともあります。そこで、まずは収入源を確保して安心して引っ越しできるように計画しましょう。
早めに就職先が決まれば、新しい職場の社員の方々との交流も始まり、移住情報等も聞けて心強くなるメリットもあります。
また、国が促進している「起業支援金」や「移住支援金」などの制度を利用すれば、家賃補助や事業資金のサポートを受けることもできます。
Uターン移住以外で、新しい地域に引っ越しする場合は、移住相談サービスや仕事付きの移住マッチングサイトなどを活用して、ワークライフバランスの充実を目指しましょう。
移住先で仕事を選ぶポイント
具体的に移住先で仕事を選ぶポイントについて、以下を確認しましょう。
・ライフスタイル
・キャリア
必要な収入
移住した場合、現状と何が変わるのか?収支のバランスをシュミレーションしておくと良いでしょう。
給料に対して、家賃、マイカーの有無、都市ガスとプロパンガスの比較、物価など、ライフスタイルに合わせた生活ができるのか?移住先での地域情報を集めて家計簿をつけて考えてみましょう。
地方の家賃は都会よりも安くなりますが、交通アクセスが不便なためマイカーが必要になるケースも考えておきましょう。
移住先で自給自足型の生活をするには、収入が減ってもやりくりできれば問題なく暮らすことも可能です。移住先でも都会暮らしに近いライフスタイルを維持したい場合は、充分な生活費が確保できるように仕事を見つけておく必要はあります。
したがって、移住の目的や世帯人数、ライフスタイルなどを考慮して必要な収入金額が決まれば、仕事選びがしやすくなります。
ライフスタイル
移住するのは、家族単位、夫婦二人、単身など、世帯状況によってもライフスタイルは違ってくるでしょう。単身移住の場合は、フレキシブルに対応することも可能ですが、家族や夫婦で移住する場合は、移住前によく相談してから決めましょう。
移住後のトラブルに繋がらないように、家族どうしの意見を合わせてから移住を進めることをおすすめします。どんな暮らしを目的とするのかによって、必要な収入と仕事の選択も変わって来ます。
また、お子さんのいらっしゃる家庭では、育児や教育方針なども家族で相談して方向性を決めておいた方が良いでしょう。都会と比較して地方の場合は、学校の選択技も狭くなるため、ある程度学校選びもしておくと安心です。学校選びが決まれば、教育費の算出もできるので、仕事選びにも繋がっていきます。
キャリア
仕事選びでは、将来的なキャリアについても考えて選びましょう。例えば、移住先の地域に貢献できるような仕事を選ぶことも可能です。地域の伝統工芸の技術を受け継ぐ仕事や、後継者募集の求人に応募することもできます。
または、定住はまだ未定なので、また引っ越しするかもしれないという場合は、仕事先を選ばないフリーランスの仕事を見つけたり、プログラマーやデザイナーの仕事でキャリアを積むなど、どこでも対応できるようなスキルを身に着けておくことも考えましょう。
移住先で仕事を探す方法
移住先の仕事探しのポイントを踏まえて、実際にどこで仕事を探したらよいのかについて、3つの方法を紹介します。
・移住紹介サイト
・移住説明会
自治体ホームページ
自治体のホームページには、各地域で募集している求人が掲載されています。
また、移住先が決まっている場合は、自治体が首都圏に開設している就職支援相談窓口を利用すると、現地まで行かなくても移住先の情報を集めることができます。
首都圏の事務所については、自治体に問い合わせて確認してみましょう。
移住紹介サイト
就職情報サイト、移住を支援するサイトなどを利用して仕事を見つけることができます。
求人の募集要件では、寮付き・住み込みでの仕事など住まい付きの求人も掲載されています。また、地方求人を見つけるには、ハローワークのインターネットサービスを利用するのもおすすめです。
移住説明会
UターンやIターンの説明会、移住地域によるイベント説明会などに参加すると、地域の特徴や移住の先輩の声を聞くこともできます。会場またはweb上で開催されています。
自治体のホームページで開催告知していますので、事前にチェックしてみましょう。
仕事付きの移住先を紹介しているサイト
ここでは、仕事付きの移住先に関するサイトについていくつか紹介します。
・LIFULL 地方創生
・JOIN日本移住・交流ナビ
・シゴトクラシ.com
・地方創生ふるさと求人
住み込み求人ナビ
引用:https://www.sumikominavi.com/job/special.php?tab=5&sp=510
田舎暮らしを希望する方向けに、仕事と住まいをセットで探すことができるwebサイトです。求人情報は、20代から60代シニアまで幅広い求人情報が掲載されています。本格移住からプチ移住まで、利用者のニーズにあった寮付き求人を探すことができます。
LIFULL 地方創生
引用:https://local.lifull.jp/localmatch/jobs
仕事と暮らし、将来設計が事前に描ける移住プラットフォームです。仕事探しから、地域イベントや移住体験施設の紹介、移住相談窓口の提供など、移住に関する疑問に答えてくれるサービスが整っています。
JOIN日本移住・交流ナビ
引用:https://www.iju-join.jp/work/index.html
自治体情報や全国各地の地域情報から仕事探しができるwebサイトです。仕事の形態は、就職、起業、フリーランス、地域おこし隊など、利用者の希望する働き方にあった仕事が豊富に掲載されています。また、移住体験プログラムや地域イベントの情報が掲載されていますので、移住希望者や移住経験者と交流しながら、仕事を探すことができます。
シゴトクラシ.com
引用:https://022099.jp/special/job/country-life.html
田舎暮らしや地方へ移住したい方向けに、仕事付き・寮付きで移住できる情報を掲載しているwebサイトです。20代・30代の移住者におすすめの寮付き求人から選ぶことができるので、単身で移住したい方は、移住してからすぐに仕事をスタートできます。
地方創生ふるさと求人
引用:https://www.chisou.go.jp/sousei/shienkin_map.html
東京から地方に移住して就業する方を対象とした国が運用する求人サイトです。東京一極集中を回避するための「地方創生」の取り組みのひとつです。全国各地の求人情報が、エリアごとに検索できます。ふるさと求人とは、条件を満たせば、最大100万円の移住支援金が地方公共団体から給付されます。
仕事探しで失敗しない方法
移住がうまくいっている人の多くは、移住後も順調に仕事ができています。
では、仕事探しで失敗しないように、以下のポイントを確認しておきましょう。
・移住目的を明確にする
・現地に行ってみる
事前調査をする
何も準備しないで行動すると、思わぬ失敗やトラブルの元になります。仕事が安定すれば移住生活も自然とうまくできるようになります。
まずは、移住前に地域情報や仕事情報を集めて、実際に移住相談窓口で地域情報の説明を受けることをおすすめします。また、移住経験者の声は、リアルな意見を聞くことができるので、移住説明会等に参加して情報を聞いておくと良いでしょう。
事前調査では、メリットばかりでなくデメリットと解決方法についてしっかり整理しておきましょう。
移住目的を明確にする
移住の目的を明確にしておけば、仕事探し、居住地域選び、暮らし方の選択などが具体的に決まっていきます。
例えば、田舎暮らしに憧れているだけでは、生活を継続させることは難しくなります。憧れと現実のギャップは、移住失敗者によくあるケースです。
田舎へ憧れている理由を明確にして、田舎暮らしに必要なスキルや知識などについて事前準備が必要です。また、自給自足に近い暮らしをしたい場合は、利便性の悪い地域に住むようになり、仕事先の選択も少なくなります。
田舎暮らしへの憧れが、どの程度、実現性の高いことなのか、移住前に具体的にシュミレーションすることをおすすめします。
現地に行ってみる
まずは考えるより行ってみると事前情報と異なる部分が見えてきます。
移住体験の施設を設けている自治体もあり、数日間暮らしてみると、移住のイメージがつかみやすくなります。
また、住まいとなる場所の立地条件や交通アクセス、生活に必要な環境はあるのか?現地に行ってみると、はっきりと見えてくるのでおすすめです。
まとめ
移住を検討されている方は、仕事と暮らしが一緒に確保できるように、仕事付きの移住情報を集めると良いでしょう。
仕事探しでは、本記事で紹介した仕事探しサイトから見つけたり、移住相談窓口でアドバイスを受けたり、移住説明会に参加することで、より詳しく仕事情報と地域情報を得ることができます。
まずは、移住の目的を明確にして、必要な収入金額やライフスタイルを考えて、移住後に後悔しないような移住プランを立てましょう。移住プランが決まれば仕事の選定もしやすくなります。