国内外から高く評価されている人気の福岡県。
魅力あふれる福岡県に移住して、あなたも心豊かな暮らしを実現してみませんか?
今回から2回にわたって、福岡県への移住を検討している人や地方移住に興味がある人に向けて、福岡県の魅力あふれる市町や、福岡県や各自治体が行っている移住支援政策などをご紹介します。
第1回目の今回は、福岡県のさまざまな魅力や福岡移住の情報を集めるサイトや福岡県の滞在施設(お試居住施設)を紹介します。
記事を読むことで、福岡移住についてより現実的に考えられるようになりますので参考にしてみてください。
福岡のランキング結果のご紹介
はじめに、国内外から高い評価を得ている福岡県の魅力について、さまざまなランキングの結果をご紹介します。
- 「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2022<都道府県版>」2位
- 「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2022<都道府県版>」4位
- 「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2022<自治体>」福岡市が3年連続1位!
- 認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「2022年 窓口相談者 年代別 移住希望地ランキング」トップ5&10
「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「2022年 窓口相談者 年代別 移住希望地ランキング」トップ5&10」では、20代以下から70代以上までの6つに分けた全年代のトップ10入りを果たしました。
特に40代以下の若い世代ではトップ5に入るなど、若い世代からの移住希望地として人気が集まっています。
また、千の市区町村と47都道府県を対象とした全国3万人が各地域のブランド力を評価する地域ブランド調査2022年(日本最大規模の消費者調査)では以下のような結果となっています。
- 「都道府県魅力度ランキング(ブランド総合研究所)2022年」7位
- 「観光に行きたい都道府県ランキング2022年」全国5位
ちなみに、1位は北海道、2位は京都府、3位は沖縄県、4位は東京都、5位は福岡県という結果でした。
- 「食事がおいしい都道府県ランキング」全国2位
「食事がおいしい都道府県ランキング」は、1位は北海道、2位は福岡県、3位は大阪府という結果でした。
そして、日本での人気に留まらず、実は世界的にも大変高い評価を受けているのはご存知でしょうか?
毎年イギリスの雑誌『モノクル』が発表している「世界で最も住みやすい都市トップ25」の結果によると、2022年最新ランキングで福岡はなんと「世界第22位」に選出されました。
このランキングは犯罪率、医療制度、教育、経済、機能性をはじめ、公共交通網の整備、緑地スペースの広さ、文化への取り組み、新規ビジネスの立ち上げやすさなどまで幅広い評価指標があり、そこに暮らす人々の幸福度にも注目して選出されています。
日本で選出されたのは「福岡」、「東京」、「京都」の3都市のみでしたが、実は福岡市は2008年に初登場して以来毎年選出されており、その住みやすさは世界的にも高く評価されていることが分かりますね。
参考:
・認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「2022年の移住希望地ランキング」
・いい部屋ネット「住みたい街ランキング2022」
・都道府県魅力度ランキング(ブランド総合研究所)
福岡県は、どんなところ?
さて、国内外から評価が高い福岡県ですが、いったいどのような地域なのでしょうか?
まずは、地理的に説明します。
福岡県は九州の北に位置していて、「北九州市」と「福岡市」の2つの政令指定都市を含ふくめた60の市町村(29市、29町、2村)があります。
これらの市町村は地理的、歴史的、経済的特性で北から4地域「北九州」「筑後」「福岡」「筑豊」に分けられています。
市町村別の人口を見ると、福岡市(163万人)がトップで、次いで北九州市(92万人)。
この二つの市だけで福岡県の人口の半数を占めていて、三番目は筑後地域の久留米市(30万人)、飯塚市(12万人)、福岡地域の春日市(11万人)の順に続きます。
福岡県全体の2022年の社会増減数は 17,961 人(転入者 287,901 人,転出者 269,940 人)で、転入超過となっています。
地域別の社会増減をみると、筑豊地域をのぞく福岡地域、筑後地域、北九州地域の3地域が増えていました。
市町村別にみると社会増加数は、福岡市(13,608 人)が最も多くなっています。
さらに、転入者を住所地別にした内訳をみると、最も多かったのは国外からで、次いで東京都、長崎県の順になりました。
移住の情報を集めましょう! 移住相談窓口や移住支援検索サイトのご紹介
まずは移住の情報を集めてみましょう。
福岡への移住のあらゆる相談やサポートが受けられる窓口を2つ、福岡県が実施している移住支援を調べることのできるサイトを紹介します。
あなたの理想に合う地域を見つけてみましょう。
移住相談の専門窓口「ふくおかよかとこ移住相談センター」
福岡県への移住・定住に関する専門相談窓口「ふくおかよかとこ移住相談センター」は、東京と福岡に開設されています。
県内での就職や住まいの情報、子育て環境など生活にかかわる情報から、県内全市町村の移住・定住支援制度を知ることが可能。
移住相談は予約制なので、事前の予約が必要です。
移住コンシェルジュ
福岡県への移住を検討されている人のさまざまな相談に対応する窓口として、県内の自治体では「移住コンシェルジュ」を配置しています。
地域のことを熟知したコンシェルジュが、住まいや仕事、子育て環境や各種移住支援制度の紹介などサポートしてくれます。
ご希望やお悩み等、移住検討先のコンシェルジュにお気軽にご相談ください。
移住支援検索サイト
福岡県の移住支援については、「市町村×支援制度早見表」で確認が可能です。
また、カテゴリや地域、キーワードを選択して検索するとチェックした項目すべてに該当する市町村の支援制度が表示されます。
地域、市町村は地図からも選択できるので、気になった方はぜひ確認してみてください。
・福岡県の「市町村×支援制度早見表」
・福岡県の「市町村の支援制度検索」
お試し居住施設のある市町 おすすめ7市町+5つの市町をご紹介
地方移住を考える時に最も気になることは、その土地の雰囲気や生活は実際に自分の理想のものかどうかではないでしょうか?
今回ご紹介する「お試し居住施設」は、福岡県の各市町が移住希望者を対象に一定期間その地域に暮らして生活を体験するために整備された滞在施設です。
移住先の候補地がいくつか決まったら、ぜひ一度実際に現地を訪れて、ホームページやインターネットの情報からだけでは分からないことも五感を活用して試してみましょう。
ここからは、福岡県が実施している「お試し居住施設」のある12の市町の中から、移住支援の手厚さで厳選したおすすめ7市町のご紹介と、その他5つの市町のお試し居住施設をご紹介します。
お試し居住ができるおすすめ7市町
お試し居住施設が整備されている12の市町から、移住支援の手厚いおすすめ市町7つ(北九州市、大牟田市、豊前市、うきは市、朝倉市、広川町、嘉麻市)をご紹介します。
北九州市
家賃の安さは他の大都市に比べて安く、水道料金の安さは福岡県内で第1位。
小学校区を基本として市民センターを設置し、地域のふれあいを築き、自主的で主体的な街づくりを育んでいます。
移住希望者の会員制度「すまいるクラブ」や「バーチャル北九州市Slack」を活用した移住のオンラインサロンを実施。
移住検討者と移住者、市民などが時間や場所にとらわれず気軽に情報交換が可能となっています。
北九州市わくわく地方生活実現支援事業
北九州市では、東京圏から北九州市へ移住して就業または起業等した方に、最大100万円(世帯での移住の場合)を支給。
移住支援金の対象となるには「移住元・移住先等の要件」を満たしたうえで、就業等の要件等を満たす必要があります。
住むなら北九州 定住・移住推進事業
市外からの移住や本市での定住を推進するため、一定の要件を満たす街なかの住宅を取得する費用や、若年世帯が街なか賃借住宅等を貸借する費用の一部を補助するものです。
補助額は、子育て世帯や新婚世帯など若い世代の市外か転入で最大30万円、U・Iターン応援企業等への転職や移住支援事業を利用しての転入で最大10万円の補助が受けられます。
また、市外からの移住、又は市内への定住を機に住宅を取得すると最大50万円(一定の条件を満たす世帯は最大60万円)の補助を受けることも可能。
ただし、申し込みは先着順(郵送可)ですのでお早目に!
北九州空き家リノベ補助
申し込みは先着順になりますが、市外からの中古住宅を購入、貸借した若者世帯や子育て世帯を対象として、リノベーションに併せて耐震改修工事を行う場合は最大100万円の補助が受けられます。
お試し移住は2パターン
北九州市では、「くらし」や「しごと」等を実際に体験してもらう制度である「お試し移住」が2タイプから選択可能です。
対象者は北九州市外在住で、北九州市への移住を検討されている方となっています。
お試し居住スタンダード
- 期間は1週間~2週間
- 宿泊タイプはメゾネットタイプ住宅(八幡東区)
- 料金は1週間10,000円。以後1日毎1,000円
- 滞在中は専属の移住コーディネーターが参加者の希望に応じて手厚くサポート
お試し居住ライト
- 期間は3日~2週間
- 宿泊タイプはゲストハウス (小倉北区)・ゲストハウス (門司区)・庭付き一軒家(小倉南区)から選択可能
- 料金は3日5,000円。以後1日毎1,000円
- 滞在中はオンライン移住相談員が必要に応じてフォロー
自分の希望に合ったタイプを選べるのは嬉しいポイントですね!
大牟田市
移住希望者が匿名で住宅情報を照会できる住宅情報提供ネットワークが整備されていたり、新婚世帯や子育て世帯(年齢等の要件有)の場合、市外からでも市営住宅を申し込みできるようになっていたり、住宅を探すサポートが整っているのが特徴です。
また、「おおむた暮らしお試し居住」として、移住を希望する人を対象に3日間から2週間、生活できる施設を1日あたり1,000円で利用が可能となっています。
家賃補助 U・I・Jターン若者就職奨励事業
45歳未満の方が市内の中小企業等に就職して市内の賃貸住宅へ入居(転入)される場合に、各条件を満たすと1か月あたり1万円(1年間で12万円、最大3年間)の補助を受けることができます。
おおむた100若者未来応援事業
45歳未満の人が市内の中小企業等に就職または起業した場合かつ諸条件を満たした場合、奨学金の返還を最大10万円/年を支援します。
大牟田市 移住支援金
大牟田市では、東京圏、大阪圏及び名古屋圏(三大都市圏)から大牟田市へ移住し、かつ就業または起業等した方に、最大100万円(世帯での移住の場合)を支給します。
移住支援金の対象となるには「移住元・移住先等の要件」を満たしたうえで就業等の要件を満たす必要がありますが、支援金として単身世帯に60万円、2人以上の世帯に100万円が交付される制度です。
2人以上の世帯において、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の者一人につき30万円を加算されます。
広川町
広川町は福岡県の南部、久留米市の隣に位置する町です。
福岡市内から高速道路を利用して車で約60分、JR久留米駅からは車で約25分でアクセス可能。
市内は東から上広川・中広川・下広川の3つの地区に分かれていて、上広川地区は定住促進強化地域に指定されています。
広川町では、八女茶(やめちゃ)、イチゴの博多あまおうをはじめとする果物、ガーベラなど町内では多くの農作物が生産されているのも特徴。
国の無形重要文化財に指定されている久留米絣に八女すだれなどの工芸品まで、特産品がいっぱいの魅力あふれる地域です。
住宅取得等資金利子補給制度
まち・ひと・しごと創生総合戦略上広川振興事業として、定住促進強化地域である上広川校区の振興に取り組んでいます。
その取り組みの一つが、上広川校区での住宅取得の支援です。
45歳以下の子育て世代が自ら居住するために指定銀行等から借り入れる住宅ローンで上広川校区に住宅を新築または購入(中古住宅含む)、住宅リフォームをする場合、住宅ローンの年末残高(2,500万円を上限とする)の0.8%(融資利率を上限とする)を補給します。
利子補給の対象期間は3年間(36月分)で、最高60万円が交付されます。
広川町 移住支援金
広川町への移住・定住の促進と中小企業等における人手不足解消のため、広川町では東京圏、大阪圏及び名古屋圏(三大都市圏)から広川町へ移住し、かつ就業または起業等をした方に、最大100万円(世帯での移住の場合)を支給しています。
移住支援金の対象となるには「移住元・移住先等の要件」を満たしたうえで就業等の要件を満たす必要がありますが、支援金として単身世帯に60万円、2人以上の世帯に100万円が交付される制度です。
2人以上の世帯において、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の者一人につき30万円を加算されます。
うきは市
福岡県の南部、筑後地方に位置しており、アクセスは博多から車で1時間、電車で1.5時間ほど。
隣接する大分県の日田市や久留米市、朝倉市へ通勤通学する人が多く、ベッドタウンとしての人気も高まっています。
棚田が広がる豊かな自然や温泉に癒され、地元で収穫される四季折々の美味しい食材を楽しむことができるだけでなく、江戸時代の面影を残す歴史的な街並みを大切に守り残されてきたことも、うきは市の大きな魅力です。
うきは市奨学金返還支援補助金
うきは市への移住・定住につなげるため、奨学金を返還している市内在住30歳以下の若者に最大120万円(額上限24万円5年間最大120万円)または年額上限12万円(5年間最大60万円)が補助されます。
空き家リフォーム事業費補助金
空き家を購入してリフォームを行う場合、一定の要件を満たす方に予算の範囲内でその費用を助成する制度です。
経費の50%、上限50万円となっています。(姫治地域物件へ移住の場合は経費の50%、上限100万円)。
子育て世帯マイホーム取得支援補助金
うきは市では、子育て世帯や新婚夫婦の 新築住宅の取得に対し、最大100万円を補助します。
市内で住宅新築や建売(築1年未満)を購入する子育て世帯(18歳以下の子がいる世帯または新婚3年以内で夫婦がともに39歳以下)に対して、一定の要件を満たした場合に補助金を支給する制度です。
子供一人につき10万円が加算、所在地が指定地区(浮羽町)内の地域の場合20万円加算、市内業者による施工の場合10万円加算、太陽光蓄電池設置10万円加算です。
朝倉市
久留米市の北東約20km、福岡市の南東約40kmで福岡市内から車で一時間圏内に位置しています。
フルーツの里として農業や果樹栽培が盛んなだだけでなく、豊かな田園地帯が広がり、卑弥呼伝説などの歴史遺産も多く残っている歴史ある土地です。
市中心部から北東約8kmの位置に旧城下町の秋月地区があり、「筑前の小京都」と呼ばれる人気の観光地があります。
美肌の湯として女性に人気の温泉が点在し、大宰府天満宮や九州国立博物館からも近く観光名所とリラックスを楽しむ事ができることが大きな魅力です。
朝倉市 移住支援金
朝倉市では本市への移住の推進及び中小企業等における人で不足解消のため、東京圏、大阪圏及び名古屋圏(三大都市圏)から朝倉市へ移住し、かつ就業または起業等した方に、最大100万円(世帯での移住の場合)を支給しています。
移住支援金の対象となるには「移住元・移住先等の要件」を満たしたうえで就業等の要件を満たす必要がありますが、支援金として単身世帯に60万円、2人以上の世帯に100万円が交付される制度です。
2人以上の世帯において、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の者一人につき30万円を加算されます。
あさ暮らし移住・定住支援金
朝倉市では、市外から朝倉市へ移住し、朝倉市内で働く人を対象に、「あさ暮らし移住・定住支援金」という定住促進の支援金制度があります。
この支援金は、朝倉市に転入する直前の過去1年以上、他の市町村に住んでいた方が5年以上朝倉市に居住する意思を持って転入した方が対象です。
年齢要件や就業要件等を満たした場合に、移住1年目に移住支援金として「10万円」、5年目に定住支援金として世帯の申請の場合は「40万円」、単身の申請の場合は「20万円」の支援金が交付されます。
豊前市
豊前市は、福岡県の東部の南端に位置し、市内南には古くから文化が栄え、求菩提山や犬ケ岳を望むことができます。
市内を流れる岩岳川を中心に豊前平野が扇状に開け、肥沃な大地の恩恵を受けて田畑も多く牧歌的な風景が広がり、道路が広く見通しの良い場所が多いため車の運転も快適です。
歩道も整備されていますので、安心して生活できますよ。
豊前松江駅の北側は波が静かな周防灘の豊かな海が広がっていて、景観が非常に美しく都会の喧騒から離れた日常を手に入れることができます。
豊前の豊かな自然の中で伝承された神楽、祇園などの伝統的な祭りが今もなお地域の人たちの手によって受け継がれている土地です。
豊前市 定住促進補助金制度
豊前市では、市内への定住を促進するため、市が保有する土地を購入し、住宅を建築された方に対して、住宅建築費の一部を助成する補助金制度を設けています。
市内、市外を問わず、条件が合えばどなたでも利用することが可能です。
補助金の額は、豊前市内に本社や営業所等がある建築業者の元請けにより住宅を建築した場合「20万円」、18歳以下の子どもを扶養されている方に「50万円」、市外から転入された方に「50万円」(ただし市内から転出された方が1年以内に転入した場合を除きます)となっており、合算することができます。
豊前市 結婚新生活支援事業
豊前市では新婚世帯の市内への定住及び民間賃貸住宅の活用を図るため、市内の民間賃貸住宅に入居する新婚世帯に対して家賃の一部として月額1万円を助成しています。
ただし夫婦ともに婚姻日における年齢が39歳以下、婦の所得を合算した金額が500万円未満であるものなどの要件があるため、事前の確認が必要です。
参考:豊前市ホームページ 移住定住促進パンフレット ぶぜん暮らし
嘉麻市(かまし)
嘉麻市は、福岡県のほぼ中央の筑豊地方南部に位置し、福岡県の中央部に位置しているのでどこへ行くにも便利です。
2006年に山田市、稲築町、碓井町、嘉穂町が合併して誕生しました。
気候は夏と冬、昼と夜の気温差がかなりある内陸性気候になるのが特徴です。
嘉市全体の約72%が森林と耕作地で構成され、豊かな自然を生かした農業が盛んに行われています。
九州地方には珍しいリンゴやナシの生産も行われていて、新鮮な果実や野菜や遠賀川の源流水で育った米は高い評価を得ています。
嘉麻市 移住支援金
嘉麻市では本市への移住の推進及び中小企業等における人で不足解消のため、東京圏、大阪圏及び名古屋圏(三大都市圏)から嘉麻市へ移住し、かつ就業または起業等した方に、最大100万円(世帯での移住の場合)を支給しています。
移住支援金の対象となるには「移住元・移住先等の要件」を満たしたうえで就業等の要件を満たす必要がありますが、支援金として単身世帯に60万円、2人以上の世帯に100万円が交付される制度です。
2人以上の世帯において、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の者一人につき30万円を加算されます。
嘉麻市転入者等住まい応援交付金
嘉麻市では、子育て世代の転入と本市への定住促進を図るため、嘉麻市転入者等住まい応援交付金制度を実施しています。
転入者等で市内に持ち家住宅の新築又は新築住宅を購入、もしくは市内の貸家等の居住者で、嘉麻市の分譲地を購入し、住宅を新築した子育て世帯に対し交付金での支援を実施。
交付対象者への交付金の額は、新築住宅を建設又は購入により取得した方は、「基本額200万円、最大300万円」、中古住宅を購入された方に「基本額100万円、最大200万円」が交付されます。
交付対象者の方が交付金の交付を受けるには、令和7年1月31日までに申請手続が必要です。
嘉麻市結婚新生活支援事業補助金
婚姻に伴う経済的負担を軽減することにより、結婚しやすい環境づくりを推進するため、新たに婚姻し市内に住居を構える新婚世帯の新居の住居費及び引越費用の一部を補助します。
嘉麻市移住定住起業チャレンジ支援事業補助金
地域経済の活性化及び移住・定住の促進を図るため、申請時点で年齢が45歳未満の人が嘉穂地区、市内の商店街で飲食業、工芸等の創作活動に関する事業やアウトドア関連小売業、嘉麻市の魅力を発信することができる事業(市内産品を利活用するなど)あらたに起業する場合に、予算の範囲内において経費の一部を補助金として交付します。
補助率は補助対象経費の2分の1とし、基本限度額は100万円。
さらに、(1)移住加算 100万円、(2)若者加算 20万円、(3)地域指定加算 20万円、(4)業種加算 10万円が加算されます。
お試し居住施設のご紹介
「福岡県に住んでみたい!!」と思っても、いきなり移住するのには勇気がいりますね。
観光での滞在ではなく、期間限定で実際にその地域で暮らすことで街の雰囲気や生活の環境などを自分の目で確かめることができるのが、福岡県の「お試し居住」です。
移住を検討している市町が決まったら、自治体が用意している「お試し居住施設」を利用して気軽に移住を体験してみましょう。
地域のイベント等への参加や住民とふれあう機会、地域の体験プログラムを用意している自治体もあります。
移住を検討するための利用に限り、観光やビジネス等での一時滞在は利用できませんのでご注意ください。
福岡県でお試し居住施設がある市町は、以下の12地域です。
応募方法や空き状況等については各市町村に直接お尋ねください。
1.北九州市「お試し居住スタンダード、ライト」
「1週間~2週間、メゾネットタイプ住宅に滞在」して専属の移住コーディネーターが参加者の希望に応じて手厚くサポートが受けられるスタンダードタイプと、「3日~2週間、ゲストハウスや庭付きの一軒家に滞在」してオンライン移住相談員が必要に応じてフォローしてもらえるライトタイプの2種類があります。
お試し居住に参加し、参加期間中にレンタカーを利用した方に対して、レンタカーの利用料金の助成も可能です。
2.大牟田市「おおむた暮らしお試し居住」
住宅地の中にあるお試し住宅で、実際の暮らしに近い形で移住体験ができる無料のお試し住宅です。
3日~14日間、築45年リフォーム済の平屋一戸建ての家にお試しで住んで、大牟田市での暮らしを体験できます。
3.朝倉市「あさ暮らしお試し居住ハウス」
3日間~2週間、3DKのあさ暮らしお試し居住ハウスに滞在して一時的に朝倉市民となって、朝倉市の風土や地域交流を通じて移住体験をします。
滞在中、朝倉市移住に関わる地域事業や地域イベント活動に参加が可能です。
4.柳川市「もえもん家(ハウス)」
柳川で木造瓦葺平屋建に滞在して暮らしを体験できる「もえもん家(ハウス)」を利用できます。
期間は20日以上1か月以下、移住体験料は2,000円+(体験日数×400円)、水道・光熱費は無料です。
5.八女市「移住体験・交流施設ていちゃんげ」
「移住体験・交流施設ていちゃんげ」は、八女市星野村にある築150年の古民家を改修した施設。
1棟貸しで、最長1カ月の利用が可能です。
6.豊前市 ぶぜん暮らし体験の家「山内のいえ」
山内地区にある明治時代に建築された古民家を改修したぶぜん暮らし体験の家「山内のいえ」に滞在して、ぶぜん暮らしを体験できます。
期間は2日以上30日以下で、料金は1日あたり1,000円です。
7.うきは市 お試しハウス「うきは百年邸」
市への移住検討者がお試し暮らしができる4DKのリフォーム済みの古民家に入居して、うきは市での暮らしを体験できます。
家賃は月額5万円ですが光ケーブル使用料、水道使用料は無料です。
8.新宮町 相島お試し居住施設「槝~KASHI~」
相島への移住をお考えの方を中心とした施設ですが、観光での利用も可能です。
料金は1泊2名まで1万円、3名以上は1名ごとに3,200円(小学生以上)追加されます。
週末の利用は12,000円です。
9.小竹町 「こたけ創造舎」
小竹町に移住・二地域居住を検討されている方やそのご家族が滞在できる施設です。
料金は、1人目1泊2,000円×日数、2人目以降1泊500円×人数×日数となっています。
1週間以内の利用が可能です。
10.鞍手町「Community House 赤れんが」
都市圏からの移住してきた人が地域の人と立ち上げた、誰もが気軽に立ち寄れる地域コミュニティにお試し居住することが可能です。
11.広川町「Orige(広川町移住定住促進センター兼滞在交流施設)」
八女地方の方言で「私の家」を意味しているゲストハウスOrige(おりげ)は、広川町が運営している宿泊施設です。
移住を検討している人や短期滞在をする人たちが利用できます。
お試し居住で移住を検討する人は、宿泊料が1人1泊1200円~です。
12.嘉麻市足白農泊施設「カホアルペ」
嘉麻市の魅力を体験する場所として、嘉穂アルプスの懐に抱かれた深い緑の中に宿泊施設を用意しました。
嘉麻市足白小学校をリノベーションした農泊で、嘉麻市への移住を検討される際にぜひ宿泊してみてください。
住宅探し参考サイトのご紹介
住みたい地域が決まったら、住まいの情報も集めて比較してみましょう。
商業施設や病院、駅、教育機関など住まいの周辺環境も調べながら検討してみてください。
不動産情報ネットふれんず
画像引用元:不動産情報ネットふれんず
不動産情報ネットふれんずは、福岡県約5500社が加盟する(公社)福岡県宅地建物取引業協会の不動産情報サイト。
福岡市、北九州市、久留米市など福岡の不動産(土地・一戸建・マンション・アパート・事業用・賃貸アパート・マンション)情報が満載です。
ラビーネット不動産福岡県本部
画像引用元:ラビーネット不動産福岡県本部HP
全日本不動産協会の福岡県本部の不動産情報サイト「ラビーネット」。
情報を的確にキャッチする耳、未来を見る眼、躍進するジャンプ力ある足を備えた「うさぎ」が協会のシンボルマークです。
福岡県住宅供給公社
画像引用元:福岡県住宅供給公社HP
公社賃貸住宅及び関連施設の管理・募集等を行っています。
賃貸住宅は3団地、9,170戸。
サービス付高齢者向け住宅18戸、県営住宅207団地29,153戸を管理しています。
福岡市住宅供給公社
画像引用元:福岡市住宅供給公社HP
住宅に困窮する方に対して、低廉な家賃で健康で文化的な生活を営むに足りる市営住宅を供給します。
申込方法は定期募集「抽選方式」、定期募集「ポイント方式」、随時募集の3つです。
定期募集「抽選方式」とは、年4回(5月・8月・11月・2月)に募集して入居者を抽選で決定する制度です。
定期募集「ポイント方式」とは、年2回(6月・12月)に募集して「住宅の老朽度」など複数の項目を数値化し、ポイントの高い世帯から優先的に入居者を決定する制度です。
「随時募集」とは、ひとり親世帯・高齢者世帯など特定の要件を複数満たす世帯の入居申込みを随時受け付け、資格審査会で承認後、登録制によって対象住宅に空き家が出た場合に入居者を決定する制度です。
北九州市住宅供給公社
画像引用元:北九州市住宅供給公社HP
北九州市から業務を委託された北九州市住宅供給公社が運営している市内の賃貸・持ち家の住宅情報だけではなく、市の住宅補助制度である「住むなら北九州 定住・移住促進事業」の説明や、北九州市の観光・イベント情報、生活情報といった“北九州市に住みたくなる”情報も発信しています。
公社が所有する北九州市内の一般賃貸住宅の他に、若年・子育て世代や高齢者世代に向けた快適な住まいや、法律で決められた厳しい建築基準をクリアしたハイグレードな物件のルワージュ系賃貸住宅の検索が可能です。
空き家DE暮らす”住むを愉しむ”福岡県空き家バンク
画像引用元:空き家DE暮らす”住むを愉しむ”福岡県空き家バンクHP
空き家バンクでは、市町村と連携している不動産事業者が情報を掲載し、建物の劣化状況、欠陥の有無などの調査を行う「住まいの健康診断(インスペクション)」実施済みの物件もあるので安心して利用できます。
「まちの紹介ページ」では、市町村の特徴やまちのPR、人口・世帯数及び市町村空き家バンク等の情報も参照可能です。
また、「海暮らし」、「里山暮らし」、「ベッドタウン(都市近郊)」など、特徴から空き家を探す機能があるため、求める生活環境に応じた物件探しをすることができますよ。
ラビーネット福岡県空き家バンク(全日本不動産協会福岡県本部)
画像引用元:ラビーネット福岡県空き家バンクHP
福岡県版空き家バンクでは物件情報が集約されているので、県内の地域を横断した情報収集や比較して検討することが簡単にできます。
まとめ
今回は福岡県への移住の魅力や各媒体のランキング結果、移住情報収集やお試し居住施設についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
国内での移住先としての人気も高く、国内外からの旅行やビジネスのニーズも高まっている魅力あふれる県だということが分かりましたが、福岡移住にもやはりデメリットがあります。
福岡市や北九州市では通勤通学時間帯に交通混雑が発生する大都市ならではの問題を抱え、平均年収は九州地方ではトップですが全国トップの東京都と比較すると150万円ほど低く、地方と首都圏との賃金格差の問題もあります。
地方移住にありがちな失敗談として「あこがれだけで移住したものの実際に暮らしてみると後悔ばかり」というような残念な結果にならないように、どうして福岡県に移住したいのか、移住するメリットや目的が何なのかを明確にして、移住前のリサーチを重ねていきましょう。
そして、候補地が決ったらぜひ「お試し居住施設」に滞在して、理想の福岡移住を実現させてください。
次回は、福岡県の移住支援政策と各自治体が独自に行っている移住支援などが充実している市町をご紹介します。
福岡移住を考えている人の参考になれば幸いです。