深刻なコロナ禍に見舞われた日本。これまで人の流れは田舎から都会だったのが、都会から田舎への移住者が多くなってきております。
その中でも、関東へのアクセスがよく、自然に囲まれた暮らしができる中部地方への移住希望者が増加しております。
そこで今回は、20代から30代の若者におすすめの中部地方への移住先、人気都市のランキングTOP10をご紹介します!
目次
地方移住先を選ぶ基準について
地方移住先を選ぶ上で、特に重要なポイントは3つあります。
生活環境
せっかく地方に移住したとしても、周りをビルや住宅に囲まれている都会と変わらない環境ならば意味がありません。
家と家の間の距離が離れていることや、周りに森や海があること、そして何より自分好みの環境があるかが重要です。移住先を選ぶ際には必ず現地を訪れて、どのような環境の都市なのかを確認しましょう。
商業施設や都市部へのアクセスの良さ
地方は、都会と違い電車やバスの本数が少なかったり、商業施設のある都市部が自宅から離れたところにあったりと、都会よりも利便性が低いことがほとんどです。
また、地方では車での移動がメインになります。移住早々、慣れない車で慣れない道を長時間ドライブして買い物に行くことだけは避けるべきです。
商業施設のある都市部に車で30分以内でいけるのであれば、ストレスなく出かけることができます。
地元の住民と良い関係を築けるか
移住先の地域の人とうまくやっていけるかどうかが心配なら、移住したい地方都市の役場のサイトを覗いてみましょう。移住に関する特設ページがあったり、移住者限定の補助金がある場合は、その自治体が移住促進に力を入れているということです。実際に多くの人が移住する都市は、地元の住民の方々が移住者が来ることに対して慣れているため、近隣の地元住民と良好な関係を築くことができます。
実際に多くの移住者が住んでいるかどうかは、役場に問い合わせれば親切に教えてくれますよ。
周辺環境や都市部へのアクセスの良さはもちろんですが、近年増えている移住先の地元住民とのトラブルになるケースも増加しているので、地元住民と良い関係を築くこともかなり重要な要素です。
中部地方のおすすめ移住先TOP10
中部地方は、海・山・湖・森など自然環境に特色をもった地方都市が多く存在します。前述の地方移住先選びの基準を元にランキング形式でおすすめの移住先を紹介します。
第10位 新潟県十日町市
引用:https://www.city.tokamachi.lg.jp/
十日町市は新潟県と長野県の県境付近に位置する都市です。豪雪地帯であり、3メートルを超える積雪を記録する年もあります。特徴的なのは、「大地の芸術祭」と呼ばれる市全体に芸術作品を展示する活動です。街中の至る所に芸術作品が展示され、毎年多くの観光客が訪れます。
Uターン、Iターン向けの補助金も多数用意されており、雪国の暮らしを楽しみたい方にはもってこいの都市です。
第9位 静岡県西伊豆町
引用:https://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/
西伊豆町は、伊豆半島西海岸の中央部にある自治体です。町内の海岸線は国立公園や名勝の指定を受けており、海の景色に優れています。その中でも、駿河湾に沈む夕陽は西伊豆町が「日本一の夕陽」を宣言しているほどの景色です。
移住サイトには多数のPR動画があることから、町全体で移住促進に取り組んでいることがわかりますね。
第8位 山梨県富士河口湖町
引用:https://www.town.fujikawaguchiko.lg.jp/
富士河口湖町は、富士山の北川に位置する地域です。富士山が見えるだけでなく、日本富士五湖のうち4つが地域にあることが特色です。山のふもとや湖畔といった様々なロケーションを選択して住むことが可能です。
また、富士河口湖町は男女共同参画計画が実施されており、女性でも働きやすい環境を整えています。
医療や子育て支援も充実しており、子育て世代が安心して居住できる自治体ですね。
第7位 新潟県妙高市
引用:https://www.city.myoko.niigata.jp/
妙高市は、長野県と新潟県の県境に位置する都市です。十日町と同じく、こちらも豪雪地帯ですが、スキー場が市内に10箇所もあり、ウィンタースポーツを楽しみたい方にはおすすめです。
市のイベントとして、空き家見学ツアーやワーキングホリデーを積極的に行っており、自治体からのバックアップが手厚く受けられます。近年移住者が増えており、自治体のホームページからも移住を歓迎する雰囲気が伝わってきますね。
第6位 山梨県韮崎市
引用:https://www.city.nirasaki.lg.jp/index.html
韮崎市は、南アルプスや八ヶ岳、富士山といった山々に囲まれた山の景色が優れた都市です。季節によって変わる山の景色を楽しみたい方にはうってつけの都市となっています。
また、韮崎市は男性の育児休業取得促進事業奨励金制度を導入しているため、父親が子育てを積極的に行うご家庭にはピッタリの自治体です。
山梨県は、首都圏へのアクセスもよく、都会から少し離れるだけで、雄大な山の景色が見られるのがいいですよね。
第5位 長野県飯綱町
引用:https://www.town.iizuna.nagano.jp/
飯綱町は長野市から車で30分のというアクセスの良さと、田舎の緑ある風景が特徴の自治体です。
移住者に向けた賃貸物件の補助金や、子どもが誕生したときや保育園、小学校を卒業した時にもらえるお祝い金など、子育て世代や移住者を支援する制度が盛りだくさんとなっています。
都会へのアクセスを確保しながら、畑や森、山に囲まれた生活ができることが強みの自治体です。
第4位 静岡県吉田町
引用:https://www.town.yoshida.shizuoka.jp/
吉田町は、大井川と駿河湾に面した静岡県の中部に位置する町です。大井川の水で育ったうなぎや、駿河湾のしらすといったおいしい川と海の幸が食べられます。
また、桜やチューリップ、コスモスなどの花が見られる観光スポットも充実しています。空港から車で15分の好立地なので、旅行に行くにも便利な町です。
子育て世代にうれしい不妊治療費や医療費の助成が充実しており、子どもがいる家庭も安心して居住できますね。
第3位 山梨県甲府市
引用:https://www.city.kofu.yamanashi.jp/index.html
甲府市は、山梨県の中央にある都市です。市街地がコンパクトにまとまっており、そこから離れるとすぐに田舎の風景となるため、都会から適度な距離で田舎暮らしができます。
市街地には大型の商業施設があり、わざわざ首都圏にいかなくてもファッション雑貨や日用品などさまざまなショッピングが可能となっています。
また、甲府市は児童クラブが35箇所あり、働きながら子育てをすることができます。小学校から大学までの学校が他の市に比べると多く集まっているので、お子様に充実した教育を受けさせることができますね。
第2位 長野県安曇野市
引用:https://www.city.azumino.nagano.jp/
安曇野市は、長野県の中央付近にある都市です。田園と山麓の風景が特徴の自治体ですが、意外にも積雪は30センチ程度しかなく、長野県の中では比較的雪の少ない地域です。
高速道路のインターチェンジや、空港へのアクセスが良く、気軽に旅行が楽しめる立地となっております。
また、市内にはたくさんの温泉施設があり、リーズナブルな料金設定なので毎日でも利用できますね。
春から秋にかけては登山、雪が降ったらスキーというように、山を使ったレジャーを一年中楽しみたい方はぜひ移住を検討してみてください。
第1位 長野県南箕輪村
引用:https://minamiminowa.net/emigration
南箕輪村は、長野県の南にある村です。人口増加数と人口増加率が県内一位であり、今も人口は増え続けています。
人口の増加に合わせて、教育施設や子育て拠点施設の整備を進めており、子育て世代の暮らしやすさは全国でもトップクラスとなっています。
また、精密機械工業が盛んな地域で、村内や近隣市町村に働く場所が多く、商業施設へのアクセスもよいため、ベッドタウンとしても人気が高いです。
長野県内でも雪が少なく暖かい地域なので、関東や関西からの移住者にとっても住みやすい自治体となっています。
まとめ
ここまでランキング形式で移住先について紹介してきました。
重要なのは、情報をしっかり調べたうえで、一度移住を検討する地域に家族全員で足を運ぶことです。
実際に行ってみることで、データには現れない地域の良さ、悪さ、そしておもいがけず心揺さぶられる風景や出来事に出会うことができます。
この記事を参考に、希望の移住先の情報を集めて、自分にとって最適な移住先を見つけましょう!