TOPおすすめの移住先北海道とさっぽろ圏の移住情報その1 札幌移住のメリット・デメリットは?

    北海道とさっぽろ圏の移住情報その1 札幌移住のメリット・デメリットは?

    「北海道の広大な自然が好きで憧れの北海道に一度住んでみたいと考えている」「ウィンタースポーツの聖地で趣味のスキーやスノーボードを楽しみたいと考えている」などの理由から、移住先の候補地として人気の高い北海道。

    今回から二回にわたって、「北海道移住」と「さっぽろ圏移住」についてご紹介していきます。

    第一回目の今回は、北海道の基本的な情報や生活するうえでのメリット・デメリットや、道内でも最大の都市である「札幌市」を中心に、その周辺の11市町村を合わせた「さっぽろ圏」の魅力をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

    記事を読むことで、北海道やさっぽろ圏への移住についてより具体的に考えられるようになるはずです。

    あなたも魅力あふれる「さっぽろ圏」に移住して、心豊かな暮らしを実現してみませんか?

    北海道の移住支援や基礎知識をご紹介

    まずは、北海道へ移住するために抑えておきたい基本情報と、北海道移住のメリットやデメリットを見ていきましょう。

    「まだ一度も北海道を訪れたことがない!」という人のためにも、北海道がどのような地域なのか、そして北海道で生活するメリットやデメリットを簡単にまとめてみました。

    北海道の基本情報~北海道はこんなところ~

    北海道の一番の特徴は、その気候と言えるでしょう。東京と北海道を比較すると、夏の北海道は20℃を超える日があるものの、猛暑日が年々増えている東京に比べると湿度も低いため、カラッと涼しく感じます。

    爽やかな夏は短く、10月には気温が徐々に下がり始め、11月頃から雪が降り始めて真冬には氷点下を記録することも普通です。
    寒さの厳しい長い冬は、4月初旬頃までの4ヶ月間ほど雪の降る日が続きます。

    年間を通しての温度差を関東地方と比べると、北海道のほうが夏と冬の温度差が大きいことが特徴です。

    地理的に見てみましょう。日本地図を広げると、日本の最北端に位置する都道府県で、周りを太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれています。

    北海道は日本の国土全体の22%を占めるほどの広さで、都道府県の中で一番面積が広いのですが、人口は約562万人で日本全国の中では7番目に多いそうです。

    道内は、次の6つのエリアに分かれています。

    • 道央エリア
    • 道南エリア
    • 道北エリア
    • オホーツクエリア
    • 十勝エリア
    • 釧路・根室エリア

    広大な北海道における日常的な移動手段は、バス・電車・自動車(マイカー)になります。
    札幌を中心に道内の主要都市を結ぶバス路線は充実していますし、バスで移動するメリットは料金が比較的安く済むということです。

    移動手段のなかで一番速いのは電車移動です。JRや地下鉄を利用すれば時間の節約になります。
    札幌・小樽・函館などの都市間は交通網が発達していますので、バスや電車の路線や本数も多く、ストレスなく市内や長距離の移動ができるため大変便利です。

    しかし、それ以外の比較的小さな都市では道内の主要都市ほど公共交通機関が発達しておらず、また、路線や本数もそれほど多くないため車(マイカー)での移動も必要となるでしょう。

    また、飛行機を使って移動時間を短縮させる方法もあります。
    北海道の空の玄関口「新千歳空港」と「札幌丘珠空港」の二つの空港からは、道内の地方空港への就航も多くありますので、費用を検討しながら効果的に利用すると良いでしょう。

    例えば、新千歳空港から函館空港への移動を比較してみると、飛行機移動の場合はフライト時間が約40分ですが、高速道路を利用した車移動の場合は新千歳エリアから函館エリアまで約3時間30分かかります。

    主要エリアから空港までの移動時間を含めて考えても、飛行機での移動はかなり時間を短縮することが可能で、広大な北海道の中を行き来するにはおすすめです。

    ここからは、道内6つのエリアについて、それぞれの地域の特徴を見ていきましょう。

    道央エリア

    道央エリアは、札幌や小樽など観光地としても有名な都市機能が集まる北海道の中心地になります。JR札幌駅や新千歳空港、苫小牧港という北海道の玄関口として、交通の要所になっています。

    ニセコや洞爺湖、定山渓といった観光名所やリゾート地や温泉も多く、都会的な街並みから大自然まで楽しむことができます。

    道南エリア

    道南エリアは、北海道の中でも本州に近いエリアで、海の玄関口として発展したエリアです。異国情緒あふれる観光名所が多い函館市が有名ですが、観光地としてだけでなく道内では比較的温暖な気候を生かした農業も盛んです。

    また、海に面した地域では漁業が盛んなため、海産物の恵みを楽しむことができます。

    道北エリア

    道北エリアは、最北端の稚内市から旭川動物園が有名な旭川市、富良野市などが含まれています。

    自然豊かな国立公園や海など自然の厳しさと美しさを堪能できるエリアです。旭山動物園は有名な観光地ですね。
    北海道周遊ツアーに含まれることが多いです。

    オホーツクエリア

    オホーツクエリアは、網走市や紋別市が含まれます。オホーツク海の流氷が接岸することで有名な地域です。

    流氷のシーズンになると、流氷を見るために遊覧船が出てたくさんの観光客で賑わいます。流氷がプランクトンを運び、美味しい海の恵みを楽しむことができます。

    十勝エリア

    十勝エリアは、夏と冬そして昼夜の寒暖差が多く、広大な土地を活用して農業や酪農が盛んに行われている地域です。

    日本国内有数の食料基地として、観光スポットよりも大自然を楽しむ施設や酪農体験や農業体験など北海道の自然を体験することができます。

    釧路・根室エリア

    釧路・根室エリアは、北海道の東に位置するエリアです。釧路には釧路湿原や阿寒湖など北海道の雄大な自然が広がり、根室は漁業や酪農が盛んな地域です。

    地理的に北方領土が見える地域もあるので、北海道の最東端であることを感じさせてくれます。

     
    北海道庁のホームページには、「北海道での移住生活イメージ」が紹介されており、1LDKや2LDKに住む単身世帯を想定した家賃、都市ガス、電気、水道、灯油などの価格が各種公表値を基準に算出されています。

    移住後の生活費を知っておくと移住先を決める参考になりますので、ぜひご活用ください。

    参考:北海道での移住生活イメージ|北海道庁ホームページ 

    北海道移住のメリットとデメリットをご紹介

    北海道への移住を考えた際に気になるのが、メリットとデメリットではないでしょうか。

    ここでは、北海道移住のメリットとデメリットをそれぞれ7つずつご紹介します。

    北海道移住のメリット7選

    ここでは、北海道に暮らすメリットを7つご紹介します。

    梅雨や台風がなく、夏が過ごしやすい

    北海道には梅雨も台風もなく、カラッと爽やかな夏を過ごすことができると言われています。

    年々、猛暑日が増えてきている本州以南から、夏になると避暑として北海道を訪れる人が多いのも分かりますね。

    害虫が少ない

    移住者に大変喜ばれていることがあります。それは、「北海道では、ゴキブリを見かけることがない」ということです。

    北海道民の中でも、「道外に出るまで一度もゴキブリを見たことがない」という人が少なくないと言われています。
    冬に氷点下まで下がるような土地は、虫にとって生息することが難しいようです。

    ウィンタースポーツが気軽に楽しめる

    冬になると上質な雪を求めて国内外から多くの人が北海道にやってきて、ウィンタースポーツを楽しみます。道外出身者には見慣れない光景ですが、学校の体育の授業でスキーやスケートを楽しむ子ども達の姿をテレビなどで見た人も多いのではないでしょうか?

    ちなみに、広すぎる北海道内の気候は地域で大きく異なっており、「雪の日本海側、氷の太平洋側」とも言われています。太平洋側では校庭のスケートリンクでスケートを、日本海側ではスキーを学ぶのだそう。

    オホーツク海側や道北などの地域では、スケートもスキーも学べる学校もあるそうです。

    LCC(ローコストキャリア/格安航空会社)が運航している

    国内でも人気の旅行先の北海道ですが、近年では全国各地の空港からLCCが就航するようになりました。

    北海道の玄関口の札幌(新千歳)空港には全国からLCCが就航されていますが、羽田空港からなら観光地として人気の高い「函館」や「旭川」、美味しい畜産物で有名な「とかち帯広」、世界遺産の“知床”にも近い「釧路」へも就航があります。

    シーズンにもよりますが、人気の高い東京(成田)→札幌(新千歳)便の片道料金なら5000円程度から、往復しても1万円で収まる場合もあるそうです。

    道外への帰省やビジネスなど、各段に空路での移動を選択しやすくなっています。

    食べ物(特に海鮮物、乳製品)が美味しい

    オホーツク海や日本海の新鮮な海産物をリーズナブルに味わうことができるのは、大きな魅力です。道内には函館や石狩など漁業が盛んな地域が数多くあり、札幌でも新鮮な海産物を味わうことができます。道内外から北海道グルメを楽しむ人は数多く、中でも鮭やホタテなどは人気となっています。

    そして、広大な大地を活かした酪農も盛んです。新鮮な乳製品や放牧で育ったヘルシーな牛肉など北海道の豊かな恵みを存分に味わうことができます。

    家賃が安い

    これは北海道ならではですが、土地の広さに余裕があるため坪単価や平米単価が安く、自然と家賃も下がっていると考えられます。

    ただし、例外的に札幌市中央区周辺では新築マンションの販売価格で5,000万円を超える物件も珍しくなく、中には1億円を超えるマンションもあるそうです。

    一般的には、ワンルームで4万円前後から物件はあるので、他の都市部よりも家賃は安いと言えるでしょう。

    参考:お部屋探し物件情報サイトSUUMO(スーモ)賃貸 北海道版

    四季折々の自然を身近に体験できる

    北海道で最大の都市・札幌の街中からバスや電車などで行きやすい距離には大倉山や平和の滝など、気軽に自然を感じることのできるスポットがたくさんあります。

    自然に近い生活を味わいたい人や、自然環境が身近にある中で子どもを育てたい人にも大変魅力的な土地です。

    北海道移住のデメリット7選

    続いて、北海道に暮らすデメリットを7つご紹介します。

    光熱費が高い

    北海道の生活費は上述したように東京よりも家賃は安いのですが、光熱費を比べると北海道の方が高いと言われています。

    総務省が実施した家計調査の主要家計指標(全国・地方別の収入と支出)によると、令和4年度の北海道の光熱・水道代は年間約31万円、関東では約24万円となっています。
    これはコロナウイルス感染症流行の影響によって自宅で過ごす時間が増えたことも影響していますが、4カ月ほど降雪の日がある冬の寒さが厳しい北海道では屋内の暖房費が他の地域よりも高くなることは必須です。

    北海道の冬季の光熱費は、関東地方よりも7万円ほども高くなるようです。

    賃金が低い

    令和4年度の勤労者世帯の実収入を比べてみましょう。
    総務省が実施した家計調査の主要家計指標(全国・地方別の収入と支出)によると、実収入は北海道で5,848,940円、関東で6,677,690円となっています。

    また北海道の最低賃金は、令和4年10月2日から時間額920円に変更されていますが、全国加重平均額は961円ですので平均額と比べると41円低くなっています。

    都道府県別に賃金をみると、全国計307.4千円よりも賃金が高かったのは6都府県(東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県)でした。北海道は274.8千円でしたので、最も高かった東京都の364.2千円と比べると北海道の賃金が低いことを実感します。

    参考:
    地域別最低賃金の全国一覧|総務省
    都道府県別賃金(男女計)|厚生労働省

    冬の寒さが厳しく、体調管理が必須

    外出する際は、コートやインナーなどで寒さ対策が必須です。

    しかし、屋内や室内は暖かいことが多いため、体温調節できるように重ね着を工夫した体調管理が必要になります。強い季節風も吹きますので、肌の手入れも忘れずに行いたいですね。

    本格的に雪が降り始めると、連日雪かきをする必要があります。サラサラしている雪でなく湿った雪が降ると、雪かきに慣れている人にとっても大変な重労働だと言われています。

    冬のシーズンは除雪や雪かき作業は避けられず、雪との生活に慣れるまではストレスを感じる人も多いようです。

    雪道の運転や徒歩移動が危険

    冬の寒さが厳しい北海道では、雪道での運転に慣れていないと車移動が難しいかもしれません。雪道は非常に滑りやすく、吹雪になると視界がとても悪くなります。

    また、降雪だけではなく雨が降った後にも路面が凍結してツルツルに滑りやすくなることがあるため、車の運転も徒歩での移動でも細心の注意が必要になります。

    雪が降っていても「ただ雪が積もっているだけの状態」のときは、実はそれほど滑ることはありません。路面に降り積もった雪や雨が降った後に、その面が薄い氷で凍ってしまったときにスリップや転倒のリスクが高まります。

    対策としては、路面が凍っている道や雪が降り積もった道を歩く時は、転倒しないように歩幅を狭くして歩くのが◎。
    車の運転では、いつもより周囲に注意を払い、車間距離を取って運転するよう心がけましょう。

    車がないと不便、天候が理由の運休が多い

    冬季は電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合も注意が必要です。天候による遅延や運転見合わせなどダイヤが乱れることが多いので、時間に余裕をもって移動するようにしましょう。

    唯一、雪の影響を受けないのが札幌市営地下鉄です。ストレスなく移動したいという方は、札幌市営地下鉄での移動がおすすめです。

    また、車を所有する必要性も考えられます。その場合は車を購入し、維持するお金もあらかじめ予算に組み込むことが大切です。

    しかし、雪国での運転に慣れないうちは運転に恐怖を感じる人も多く、マイカーでの移動も積雪による道路の封鎖などの影響も受けます。
    中には、「せっかく満員電車から逃げて来たにもかかわらず、今度は雪国での生活そのものにストレスを感じてしまった」という人も。

    移動距離が長い

    北海道は面積が広いため、二拠点間の距離をみると大変な移動時間が必要となることが分かります。地域によっては、自宅からライフラインの要となる医療機関や学校まで、さらには隣の家までの距離や移動にかかる時間も長くなることがあります。

    道内は高速道路が整備されている地域もありますが、一般国道での車移動を中心に考えると、そのスケールの大きさを実感することができるでしょう。

    例えば、「札幌から帯広まで約208 km、約260分」、「札幌から釧路まで約328 km、約410分」となります。東の先端にある根室までは「約453 km、約550分」ですので、東京から京都の手前までの距離感です。

    参考:北海道を詳しく知る 主な都市間の距離|北海道で暮らそう! 

    送料や配達日数がかかる

    船や飛行機を利用して本州から北海道へ物を運ぶため、鉄道輸送よりも輸送費がかかります。ガソリン価格の高騰の影響も受けやすいです。
    ネットショッピングやネットオークションで商品を購入する際にも、移住前は送料が無料だった場合でも北海道への配送には別途送料が加算されてしまうことが多くあります。

    同様に、道外から引っ越ししてくる場合の引越費用も、同じ日本国内での移動でありながらも料金が加算されてしまい高額になることも…。
    送料を安くする工夫としては船便を利用することになりますが、その場合は到着までの日数がより必要となります。

    北海道移住ならさっぽろ圏!~さっぽろ圏移住のすすめ~

    ここまで北海道についての基礎情報と北海道で生活するメリットやデメリットをご紹介しました。
    魅了あふれる北海道ですが、北海道ならではの冬の厳しさに不安を感じたり心配する人もいるのではないでしょうか?

    デメリットでも紹介したように、やはり冬の寒さが厳しく、特に降雪に慣れていない地域からの移住者にとって、雪国での生活は高いハードルがあることが分かりました。

    ここからは、今回のメインテーマである「さっぽろ圏移住」についてご紹介していきましょう。
    結論から言うと、さっぽろ圏で暮らすことは北海道移住で感じやすいデメリットをカバーする多くの魅力があります。

    その魅力をご紹介する前に、はじめに「さっぽろ圏(さっぽろ連携中枢都市圏)」について確認しましょう。

    さっぽろ圏ってどんなところ?

    「さっぽろ圏」は、北海道中央部のやや西寄りの「道央エリア」に位置する札幌市と、近隣11市町村(小樽市、岩見沢市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、南幌町、長沼町)で形成されています。

    北海道のわずか約5%の面積しかない「さっぽろ圏」ですが、道内人口のなんと半数ほどの人々が暮らしていると言われています。人口が100万人を超える大都市・札幌市を中心に交通網が発達していて、さっぽろ圏域内だけでなく道内の他の主要都市までのアクセスも大変良く、北海道の中でも人やモノが集まる地域と言えます。

    その一方で、国立公園や道立公園など豊かな自然を身近に楽しむことができ、大都市と大自然のバランスが良く、暮らしやすい生活環境が最大の魅力です。

    しかし、さっぽろ圏が抱える最大の課題は、将来を担う若者の流出を食い止めることと道外からの人口流入を促すことだと言われています。大学卒業後や就職時など道外(関東圏や関西圏など)へ転出する若者が多く、20~24歳の道外転出超過は年約二千人にのぼるそうです。

    そのため、さっぽろ圏ではふるさと納税を活用して奨学金の返還支援制度を創設しました。この制度は、圏域内の企業に就職・居住した場合に、年間最大18万円を奨学金返済の助成金として、三年間にわたって支援するものです。

    若者を引き付けて人口減少のペースを緩やかにし、2040年時点の圏域人口を推計より五万人多い240万人とすることを目標にしたまち作りをしています。

    さっぽろ圏の魅力6選

    それでは、ここからは12市町村が集まった「さっぽろ圏」の魅力について6つご紹介します。

    魅力その1:海の幸と山の幸!さっぽろ圏は美味しい食材の宝庫

    北海道は、にんじんや玉ねぎの生産量が全国1位になるなど農業が盛んですが、さっぽろ圏でも海と山に囲まれた豊かな自然の中で畑作や稲作、酪農、漁業が盛んです。
    また、毎朝北海道各地からとれたての食材が集まり、多くの観光客や地元の人達が「食」を楽しみ満喫しています。

    2019年にはコンビニの「セブンイレブン」が、さっぽろ圏域と全国で唯一「まちづくりパートナー協定」を締結して、圏域内の食材を活用した商品を開発・販売しました。

    圏域で収穫されたブロッコリーを使ったサンドイッチやジャガイモを使ったポテトサラダなど好評で、特にブロッコリーサンドは毎年販売している人気商品だそうです。

    魅力その2:家賃や食費が安く抑えられる

    さっぽろ圏では東京や大阪と比べて、同じ条件でも4万円ほど安い物件を探すことが可能です。さらに、さっぽろ圏域近郊であれば、より安い物件を借りることも可能なのも嬉しいポイントでしょう。

    住居費だけでなく、地元で採れた新鮮な食材が手ごろな値段で購入できますので食費を抑えたり、テナント料が安いためか外食にかかる費用を抑えることもできます。

    ただし、冬場の光熱費は東京や大阪よりも高くなるので注意が必要です。しかし総合的に見て、家賃や食費が下がるので支出を抑えて生活することは十分可能でしょう。

    魅力その3:さまざまなライフスタイルを楽しめる環境

    北海道に住むようになったら、ぜひ北海道内の魅力あふれる観光スポットを訪れてみたいものですね。さっぽろ圏域内でしたら、飛行機を使わずに行ける旅行スポットが多いことも魅力です。

    札幌市内から車で30分ほどで、海や山はもちろんウィンタースポーツやアウトドアを楽しめる自然豊かなエリアが広がります。

    広大な公園や緑地など自然を活かした素晴らしい環境と、大都会ならではのシティライフが兼ね備わっているさっぽろ圏。
    子どもにとっては自然体験を通して成長することができ、大人にとっては食や遊びなどを楽しむことができます。

    冬にはスノーライフ、秋には温泉、夏にはピクニックなど様々な趣味やライフスタイルを気軽に、そして身近に楽しめる環境です。

    魅力その4:涼しく過ごしやすい夏

    日本海型気候に属しているさっぽろ圏。梅雨前線が北海道に来る頃には弱まってしまうため「梅雨がない」と言われていますが、6月頃には小雨が2週間程度降り続く「蝦夷梅雨」と呼ばれる期間があります。

    しかし本州の梅雨と比べると、弱い雨が短い期間に降る程度で済むそうです。同様に、台風も北海道に来る途中で勢力が弱まって温帯低気圧となることが多いため、本州と比較すると台風が上陸する頻度も少ないのだそう。

    じめじめとした雨や湿気に悩まされることなく、さわやかな夏を過ごし、秋は美しい紅葉を楽しみ、冬は積雪寒冷が気候の特徴です。
    カラッとした夏と、雪国らしくウィンタースポーツを楽しむことができることも魅力です。

    魅力その5:北海道でも都会的な生活ができる

    さっぽろ圏の中心である「札幌市」は、たくさんの企業が集まる北海道のビジネス拠点です。北海道内外から多くの人やモノが集まり、生活に必要な行政施設や病院やスーパーなどに加え、ショッピングモールなどの娯楽施設が充実しています。

    札幌駅周辺は特に栄えているので、繁華街は夜遅くまで賑わっており、生活に困ることは全くありません。少し郊外に足を伸ばしても、ショッピングモールや飲食店が多く、都会同様に便利な生活を送ることが可能です。

    憧れの大自然の中に飛び込むような移住にチャレンジして、急な環境の変化に戸惑うことになるよりも、まずは自然を近くに感じながら都会的な生活もできる「さっぽろ圏」に一度身を置き、北海道への移住を本格的に検討してみるのもよいでしょう。

    魅力その6:交通機関が充実!通勤・通学・道外へのアクセスも抜群

    さっぽろ圏は、JR北海道や札幌市営地下鉄、北海道中央バスなど様々な交通機関が充実しています。そのため、圏域内の移動もスムーズです。
    特に、札幌市を交通拠点として道内の他の主要都市だけでなく道外への移動もしやすくなっています。

    また、さっぽろ圏を拠点とした道内の各地の観光スポットへも飛行機や電車、バスなどで気軽に行くことが可能。
    そして、北海道の中でも雪の影響を受けない唯一の移動手段である「地下鉄」が、札幌市に整備されている点は最大の魅力と言えるでしょう。

    まとめ

    今回は、北海道とさっぽろ圏の基本情報と生活する上でのメリットやデメリットをおさえたうえで、さっぽろ圏への移住についてその魅力をご紹介しました。

    国内の旅行先としても大変人気が高く、ウィンタースポーツやビジネスのニーズも高まっている北海道。
    中でも、札幌市を中心とした「さっぽろ圏」への移住が、雪国での生活に慣れていない人には大変おすすめできることが分かりました。

    地方移住にありがちな失敗談として、「あこがれだけで北海道へ移住したけれど、実際に暮らしてみると冬の寒さが厳しくて後悔ばかり…」というような残念な結果にならないように、「どうして北海道に移住したいのか」「北海道へ移住するメリットや目的は何なのか」を明確にして、移住する前のリサーチを重ねていきましょう。

    次回は、さっぽろ圏の中でも「移住支援が充実している市町村」をピックアップしてご紹介します。
    皆さまの移住計画の参考になれば幸いです。

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