皆さん、こんにちは。
「移住.net」編集部です。
今日は、香川県高松市からフィリピンのセブ島に移住して、また高松にUターン移住で戻られた池田げんせいさんにインタビューをさせて頂きました。
実は池田げんせいさんは、「移住.net」代表の早川社長と大親友とのことで、今回は、早川社長が高松に直接お伺いしてお話を聴いてきました!
数年ぶりの再会ということで、たくさんお話を伺いましたので、ぜひ最後まで読んでみてください!
池田 源成(いけだげんせい)
香川県高松市生まれ。進学も就職も香川県。26歳までは、実家暮らしのサラリーマン。
思い切って26歳の時、フィリピン セブ島に移住したけど、35歳の時に、まさかのコロナで強制Uターン。約8年間過ごした海外生活が急に終わり、意気消沈して戻った香川県は変わらぬ優しさでした。
その後、地元企業に就職し、セブ島での生活の経験を活かした仕事をしています。
今日は、日本と海外の生活の違い、都会と田舎の生活の違い、これから移住を考えている人たちへの、ちょっとしたヒントになればと思い、楽しくお答えします。
早川諒(はやかわりょう)
「移住.net」運営会社、株式会社SoWiLL代表取締役。22歳で東証プライム上場企業に入社し、27歳で同社子会社社長に就任。
30歳で自己資本でセブ島で起業して、「0円留学」という留学スタイルの英語学校を設立し運営。4000名以上の卒業生を輩出する。
2020年より沖縄に移住して、現在沖縄に住居を持ちながら海外・国内の各地で事業展開中。
2023年、兼ねてより運営してきた移住.netの仕組みをプラットフォーム化して事業化。当移住メディアの運営もプロデュースする。
2023年4月、著書「最強のひと言」を出版。
香川県高松市から、フィリピン・セブ島へ移住!
早川:まずは読者の方に向けて、簡単に自己紹介をお願いします。
げんせいさん:はい。池田げんせいです。1985年生まれの38歳(2023年現在)です。
現在は、高松市内の企業にて、日本語教師として、外国人の就労支援をしながら、ボランティア活動やフィリピンでがんばっているNPO団体などへの協力をしています。
早川:今までの経歴を教えて下さい。
げんせいさん:香川県高松市生まれで、高校・大学と香川県内で進学をしました。大学生のときに1年間休学をして、フィリピンの地方都市ドゥマゲッティ市にあるシリマン大学に留学しました。
帰国後、地元高松市の広告代理店で新卒の営業マンとして3年間働いた後、26歳からフィリピンにわたり、約8年間フィリピンのセブ島で仕事をしていました。そして2020年にコロナの影響もあり、実家に帰って今にいたります。
早川:生まれ育った高松市での、子供の頃の印象的な想い出はありますか?
げんせいさん:高松市で毎年8月に開催されている香川県で一番大きなイベント「さぬき高松まつり」があります。毎年、タレントや有名人がゲストで来るんですが、中学生の時に、部活動をサボって見に行ったら、顧問の先生にバレてしまい、かなり怒られました(笑)
その時のゲストが『嘉門タツオ』さん。当時、高松で有名人を見れるなんて滅多にないので、許してほしかったですねー(笑)
早川:まず20代で高松から海外に移住されたというのも異色の経歴だと思いますが、フィリピン・セブ島に移住したキッカケはなんだったんでしょうか?
げんせいさん:中学生の時から、漠然と将来は海外で働きたいって思っていました。そしてご縁もあり、フィリピンで働くチャンスを頂き高松を出ました。高松が嫌になったって言うわけではなく、いつかチャンスがあれば出ていきたいって思っていたので、海外移住をしたって感じです。特に高松に未練があった訳でもなかったので。
Uターン移住で再確認する高松の魅力
早川:そしてセブ島に8年住んだ後に、高松にUターン移住されていますが、これはどんないきさつだったんですか?
げんせいさん:完全に新型コロナウイルスの影響ですね。コロナが無ければ今も、セブ島に住んでいたと思います。当時は東京に本社のある企業に勤めていたんですが、先行きも分からなかったので、一旦実家のある高松に帰ってきました。
高松の実家から、リモートで東京の仕事をしていました。当時は35歳だったんですが、まさか35歳で、また実家暮らしをするとは思ってなかったですけどね(笑)
早川:改めて、海外にも住んだ後に今住んでいる高松の魅力を教えて下さい。
げんせいさん:そうですね。良い意味でも悪い意味でも、変化が少ない街ですね。約10年ぶりに高松に帰ってきましたが、実家が少し郊外なので、ほとんど変わってなかったですね。昔のままっていう安心感はあるんですが、刺激は少ない場所なのかなと。
でも、コロナ後は、高松にいてもリモートで東京や海外の人と話が気軽にできるので、僕は今、刺激的な生活を送っています!
早川:実際に他の県から香川に移住された方って周りに結構いらっしゃいますか?
げんせいさん:香川に移住してきた方ですかぁ・・・多くはないですが、数人いますね。僕が出会った方がっていう話なんですが、個人のスキルで稼いでらっしゃる方が多いですね。
行政書士さんだったり、デザイナーさんだったり、漫画家さんだったり・・・。ヨガのインストラクターをしている女性もいますよ。
香川県で注目を集める移住先、小豆島とは?
早川:香川県だと高松市内だけではなく、小豆島も移住先として注目を集めていますよね。
げんせいさん:まさに、先程、話したヨガのインストラクターをやっている女性が都会から小豆島に引っ越してこられた方ですね。小豆島から島の人たちにヨガを教えたり、オンラインでインストラクターをしています。
早川:小豆島がなぜ人気を集めているのか、地元の方の視点から教えて下さい。
げんせいさん:小豆島は、瀬戸内芸術祭の会場の島のひとつでもあり、芸術分野でも注目されています。行政も積極的に移住支援もしていて、地域おこし協力隊が10人以上いるんですよ。
移住されてきた方々がそれぞれ、いろいろなサービスをされている点も注目ポイントですね。僕が支援している外国人もたくさん名産のオリーブ畑で働いていますよ。
早川:ちなみに香川県の方の、県民性の特徴などはあるのでしょうか?
げんせいさん:香川県民は、貯金額が全国的に見ても高いと言われています。僕はぜんぜん貯金はないですけどね(笑)堅実といえば聞こえはいいんですが、言い換えれば「ケチ」かもしれませんね。多い人だと週5でうどんを食べてますし。
だって、うどんって500円ちょっと出したらお腹いっぱいになるし、安い割に美味しくてコスパが良いんですよね。全国展開をしている飲食業の方が「香川県で繁盛すると日本どこでも繁盛する」って言ってましたね。
早川:僕も先日はじめて香川県に行きましたが、観光で行く際のおすすめのスポットとかってありますか?
げんせいさん:先日、県外から来た方を案内しに屋島に登ったんですが、高台から見る瀬戸内海は、きれいでしたね。
天候も良かったらこともあり、遠くの島々まできれいに見えました。日本で最初の国立公園に指定された理由が分かりますね。岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋を渡る時に見ることができる、瀬戸内海の景色も素晴らしいですよ。車で渡るのもいいんですが、電車でゆっくり景色を楽しむのもオススメです。
ぶっちゃけ香川県への移住ってどうなの?
早川:ぶっちゃけ、香川県への移住はおすすめしますか?
げんせいさん:初めて香川県に来られる方が口を揃えていうのが「意外と都会なんですね」です。そうなんです。全国チェーン店は一通りあるし、グッチやルイヴィトンなどのハイブランドの路面店もあります。田舎では珍しくキー局すべてのテレビ番組が放送されています。地方都市ですが、都会での平均的な生活ができるのが良い点かなと思いますね。
なので、地方への移住を検討してるけど、田舎すぎるのはちょっと・・・って方にはオススメです。
早川:なるほど。僕も今回高松に来て、思った以上に都会でびっくりしました。がっつり田舎ぐらしがしたいという方だと香川県内でどの地域がおすすめでしょうか。
げんせいさん:農村地域への田舎暮らしっていう生活がしたかったら、先程もお話した小豆島などの、瀬戸内海のいろんな島への移住もいいと思います。自分のスタイルにあった移住ができると思うので、オススメです。
早川:最後に、香川県への移住を検討している方にメッセージをお願いします。
げんせいさん:香川県は、自然災害も少なく晴れの日も多いので生活しやすい環境です。東京へも高松空港から飛行機で1時間ちょっと。大阪へも車や電車で3時間くらいで行けます。なので、肩肘張らずに気軽に地方移住をお考えでしたら、香川県はオススメです。
田舎特有のプライバシーの意識が薄いご近所付き合いもあまりないと思うので、ほどよい距離感のお付き合いができると思います。ぜひお越しくださいね。