TOPおすすめの移住先失敗しない島根移住!移住者が語るメリット・デメリットと支援金を解説します

    失敗しない島根移住!移住者が語るメリット・デメリットと支援金を解説します

    「島根へ移住したいけれど、どの市にしようか迷っている」「実際住んでみないと自分に合うかわからない」

    近年増えてきている島根への移住ですが、実際に住んでみて「やっぱり違った」となるケースも多いようです。

    この記事では島根県に移住するにあたり、知っておきたい就職・住宅・子育て事情や、メリット・デメリットについて実際に移住した私が紹介します。

    さらに、島根は移住支援制度も充実しているので、あわせてみていきましょう。この記事を読めば、失敗しない島根移住ができます。

    なぜ島根に移住?目的を明確にして充実させよう

    移住先を島根県に絞ったときに、島根の魅力を考えることが多いと思います。しかし、一時的な魅力で移住をして、想像とは違う可能性もゼロではありません。

    ここでは、なぜ島根で暮らしたいのか目的を明確にし、その目的に合った居住地を探していくことで、失敗しない島根移住を実現させましょう。

    自然の中で暮らしたい

    島根には、海山川を含め特徴的な自然がたくさんあります。その自然の恩恵を受け、農林水産物も充実しています。島根に移住したい人の多くは、農業・林業・漁業など自然とともにある仕事を目的にしていることがほとんどです。

    また、職業までには至らなくとも、「畑を持ちたい」「釣りを楽しみたい」など、趣味として自然を求めてくる人も増えています。

    神話や伝統に囲まれて暮らしたい

    島根=出雲大社というイメージが根強く残っています。島根県は、神々の故郷として、古くから独特の文化を築き上げてきました。

    古事記の中にも登場する出雲地方は、現在でも神話や伝統が色濃く残る地域です。出雲大社のほかにも鷺舞、石見神楽、安来節、鋼やそろばんなど、伝統芸能や伝統文化も多く存在します。

    島根で起業したい

    近年では、IT関係でも島根県を中心に活動している人もたくさんいます。島根県松江市はプログラミング言語「Ruby(ルビー)」の発祥地です。

    地方での起業は、都市部に比べて、オフィスの賃貸費や人件費などコストを抑えられます。事業内容によっては、競合が少なく地域の需要を一気に引き受けることが可能です。また、島根県は創業支援制度も充実しています。

    島根移住後の仕事事情

    田舎は仕事が少なく、就職が困難だと思っていませんか?目的があって移住してきても仕事がなく、生活が成り立たなければ移住後継続して暮らすことが難しくなります。

    ここでは、島根でも就職できるのか、子育てをしながら仕事の両立はできるのかみていきます。また、職業紹介事業の利用の仕方についても解説しています。

    島根で就職できる?

    島根県で就職することは可能です。島根県は地域に根付いた中小企業が多い地域です。従業員一人ひとりを尊重し、ライフスタイルに合った働き方を提案してくれる企業もたくさんあります。

    また、フリーランスやパラレルワークなど、新しい働き方でワークライフバランスを整えている人も増えています。自分に合った働き方で収入を得られるでしょう。

    子育てとの両立は?

    島根県は、全国的にみても働いている女性の割合が高い地域です。結婚や子育て期を迎えても、引き続きフルタイムで働いている女性は増加傾向にあります。

    しかし、県民の意識調査の中では、半数以上の女性が働き続けにくいと回答している実態があります。県の事業として、仕事と育児の両立支援に積極的に取り組む企業を認定し、両立が図れる職場環境作りを推進しています。

    職業紹介事業

    島根県には、移住者を対象とした無料職業紹介サービスがあります。社会人向けのサービスですが、移住時期や希望地域、職種などに合わせて企業とのマッチングをしてくれます。

    仕事が決まったら、住まいの確保や暮らしに関する情報などスムーズに移住準備ができるように、市町村等と連携したサポートが充実しています。

    島根移住後の住宅事情

    島根の住宅といっても、家族構成や居住地域によって重視するものは変わってきます。

    ここでは家賃の相場を考えたり、空き家に住んだりするためには、どのような手続きをすればいいかを考えます。島根移住後の住居を選ぶ際の参考にしましょう。

    家賃の相場は?

    島根県の家賃相場は3LDKを基準として、松江市・出雲市・浜田市・江津市では平均7万円、雲南市・大田市・益田市では平均6万円、安来市では平均5万円です。各市街から少し離れた地域では、一軒分の敷地も広く、ゆったりと生活できます。

    また、交通機関が不便な部分もあるため、自家用車での移動がメインです。駐車場の確保も必須です。

    空き家に住むには?

    島根県には空き家物件がたくさんあります。「島根移住ポータルサイトくらしまねっと」には、随時空き家の新情報が掲載されます。リフォームが必要な空き家の場合、しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成金を利用し改修することが可能です。

    また、お住まいの地域が決まっていれば、各市町村の担当窓口まで連絡すると、空き家バンクの活用もできます。

    島根移住後の子育て事情

    人口が少なく、高齢化も進んでいる島根だからこそ、子どもたちの存在は貴重です。県では全19市町村、それぞれに子育てを応援するための支援制度がたくさん用意されています

    また、県を挙げて、こども園や放課後児童クラブの待機児童ゼロを目指しており、働きながら子育てをする環境を整えつつあります。

    島根県子育て支援課が運営する「みんなで作るしまね子育て応援サイト」では、子育てのお役立ちサイトやイベント情報などを掲載しています。イベント情報には、子どもと一緒に農業体験をするプログラムやプロのカメラマンによる写真、撮影会紙芝居の講演情報など、さまざまなイベントが紹介されています。

    私の島根移住体験

    結論からいうと、島根県は「好きな場所で私らしく働く」を叶えられる場所です。私は18歳のときに佐賀県から島根県へ移住しました。

    実際に住んでみて、どのようなライフステージの変化があったのか、具体的に紹介したいと思います。

    島根に移住したきっかけ

    私が島根に移住したきっかけは、島根大学への進学です。大学卒業後、地元に帰ることもできましたが、島根の人の温かさや山・海などの自然の豊かさに心を惹かれ、そのまま島根に残ることを決めました。

    今では、島根に大好きな人・大好きなもの・大好きなことが増え、充実した島根ライフを送っています。おいしい食べ物が多いことも、私が島根に残った理由の1つです。

    島根で就職

    はじめは、大学時代にアルバイトをしていたアパレル会社に就職しました。その後、大学で学んだ教育に興味が湧き、12年間教員として小学校で働きました。現在は教員を辞職し、フリーランスとして働いています。

    海辺のカフェで働いたり、自然体験活動のスタッフをしたり、ウェブライターとして収入を上げたりしています。島根県は「私らしく働く」を叶えられる素敵な場所です。

    海辺で暮らす

    ご縁があって、中心街の自宅とは別に、海辺の一軒家を拠点とすることになりました。島根県松江市島根町は日本海に面し、夏場は、青い空・青い海に囲まれ、広大な自然とともに暮らせる地域です。海では魚やイカが釣れ、新鮮な魚介類に恵まれています。

    また、山も近く、多くの家庭が畑を持っています。その畑では、無農薬野菜が育てられ、ご近所付き合いの中でもぶつぶつ交換が盛んです。まちづくりにも力を入れている地域なので、移住者が増えつつあります。

    島根移住の支援制度

    島根県では、移住者支援のための制度が充実しています。県の制度もありますが、各市町村にも対応の制度があります。

    ここでは県の取り組みとして、3つの制度について詳しくみていきましょう。

    ・移住支援金制度
    ・お試し暮らし制度
    ・テレワーク支援事業

    移住支援金

    東京23区から島根県へ移住し、要件を満たした人に移住支援金を支給する事業があります。1世帯100万円、単身では60万円が支給されます。詳しい要件については、「わくわく島根生活実現支援事業」をご覧ください。

    また、各市町村でもUIターンの推進を目的とした移住支援制度がありますので、各市町村の担当窓口までお問い合わせください。

    お試し暮らし

    島根県には実際に住んでみるお試し暮らし体験施設があります。島根に住んでみたいけれど、いきなり生活するには不安がある方におすすめです。
    移住する前に短期間住んでみて、地域の事や気候など自分に合っているかを判断できます。

    物件情報ではわからない、ご近所さんとの相性も確認しましょう。

    テレワーク支援事業

    島根県では、県外在住者を対象にテレワーク支援事業を行っています。今後島根県内に転居し、テレワークにより業務を行う人に向けて、通信環境整備を行ったり、通信費を負担したり、シェアオフィスの使用料を補助したりすることでテレワークの充実を図っています。

    テレワーク支援事業の申請・お問い合わせは、島根県地域振興部しまね暮らし推進課で受付けています。

    島根移住におすすめの市区町村3選

    地域により、さまざまな特色を持つ島根県ですが、ここではおすすめの市町村を3つ紹介します。

    1. 松江市
    2. 雲南市
    3. 出雲市

    すべて東部に位置する地域ですが、独自の移住支援制度も充実しており、移住者の人数も増加傾向にあります。それではそれぞれの地域についてみていきましょう。

    1. 松江市

    島根県松江市公式サイト
    引用:https://www.city.matsue.lg.jp/index.html

    県庁所在地である松江市は、島根県の中でも住みやすい地域です。玉造温泉や松江城のように観光地も多く、伝統や文化も身近に感じられます。広い公園が多数あり、山や海などの自然に触れられ、娯楽施設もあるため、子育てには適した場所であるといえます。

    「田舎に移住はしたいけれど、あまりも田舎すぎる場所は避けたい。」そのような方にはちょうど良い場所です。デメリットとしては、若者向けのレジャースポットがないため、物足りなく感じる人もいるかもしれません。

    2. 雲南市

    島根県雲南市公式サイト
    引用:https://www.city.unnan.shimane.jp/unnan/

    雲南市の売りは、なんといっても移住者サポートです。雲南市には、定住企画員というスタッフがいて、住まいや仕事などの相談に乗ってくれるサービスがあります。移住者の交流会も頻繁にあるので、移住者同士でも仲良くなれます。豊かな自然やゆったりとした空気を感じつつ、人とのつながりや、相談できる場の確保といった自然と人の調和が取れた地域です。

    デメリットとしては、飲食店の少なさ、スーパーなど買い物をする店の閉店時間が早いことが挙げられます。松江市・出雲市と近いので、買い物についてはほどよく近隣地域を利用し、田舎暮らしを楽しむのが良いでしょう。

    3. 出雲市

    島根県出雲市公式サイト
    引用:https://www.city.izumo.shimane.jp/www/index.html

    出雲市は有名な出雲大社があるため、パワースポットやお寺神社巡りが好きな人なら大満足の地域です。生活面では、ショッピングモールや大きなディスカウントショップもあるため、買い物には不便がありません。海も近いため、レジャー面ではサーフィンサップなどが盛んです。

    デメリットとしては平地が多く、風が強いため居住場所によっては風よけをつけるなどの対策が必要になります。昔から長く住んでいる家では、築地松と言う防風林を植えています。

    まとめ

    島根県は、歴史・伝統・自然・ITと様々な特色を持った地域があり、移住の目的に合った場所を選ぶことで充実した移住生活を送れます。

    何を目的に移住するのか、バランスをどのように調整していくかによって、自分に合った地域を選びましょう。

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