TOPインタビューパリコレモデルから借金1億円、現在は茨城県守谷市に移住!林マヤさんインタビュー

    パリコレモデルから借金1億円、現在は茨城県守谷市に移住!林マヤさんインタビュー

    みなさん、こんにちは!
    「移住.net」編集部です。

    今回は、パリコレモデルから一転、借金一億円を抱え必死の返済生活を送るという激動の半生を歩み、現在は農業やタレント活動をされている林マヤさんに、移住.net代表の早川社長からインタビューをさせて頂きました。

    華やかな世界から、借金返済のための日々を送るなかで東京での生活に疲れ、体調を崩してしまった林マヤさん。そんな林マヤさんを救ってくれたのが、ご主人が育てた有機野菜でした。

    現在はご夫婦で茨城県に移住し、有機野菜を栽培する農園生活をスタートされています。

    「今は毎日が楽しい!」と笑顔で話す林マヤさんの姿からは、「自分の人生を思いっきり楽しむ!」という強い気持ちが感じられました。

    林マヤさんの熱いメッセージが詰まったインタビューとなっています。

    ぜひ最後までお読みください!

    林マヤ(2013年~) 1 - パリコレモデルから借金1億円、現在は茨城県守谷市に移住!林マヤさんインタビュー

    林マヤ
    パリコレモデルから借金1億円を背負うなど、紆余曲折を経て農業タレント(芸農人)へ。
    自宅で『家庭菜園』を始め、その拘りから都会生活から離れ、夫婦がふたり合わせて100歳になった年に、茨城県守谷市へと移住。
    エコや菜園、ファッションをテーマにした講演会、イベントにも多数出演。

    オリジナルブランド•MAYAMAYA(QVCチャンネルにて好評展開中!)や、レギュラー番組QVC「MAYAMAYA」通販番組に不定期出演中。

    早川社長プロフィール
    早川諒(はやかわりょう)

    「移住.net」運営会社、株式会社SoWiLL代表取締役。22歳で東証プライム上場企業に入社し、27歳で同社子会社社長に就任。

    30歳で自己資本でセブ島で起業して、「0円留学」という留学スタイルの英語学校を設立し運営。4000名以上の卒業生を輩出する。

    2020年より沖縄に移住して、現在沖縄に住居を持ちながら海外・国内の各地で事業展開中。
    2023年、兼ねてより運営してきた移住.netの仕組みをプラットフォーム化して事業化。当移住メディアの運営もプロデュースする。
    2023年4月、著書「最強のひと言」を出版。

    パリコレモデルから借金1億円を返済して、茨城に移住した理由

    早川:現在マヤさんは茨城県の守谷にお住まいですが、守谷で日々どのような生活をされているのでしょうか?

    林マヤさん:今は、農業のお仕事とタレントのお仕事、それから『MAYAMAYA』というファッションブランドのプロデュースのお仕事と、ハンドパンという打楽器の奏者、計4つのお仕事をしています。

    守谷から東京に行ったり、地方に行ったり、畑にも行ったりと二刀流ではなくて四刀流ですね(笑)。

    早川:移住前は、タレントやモデル業がメインだったと思いますが、農業やハンドパン奏者は移住してから始めたのでしょうか?

    林マヤさん:そうです。私は長野県出身で、太郎山(たろうやま)という山の麓に住んでいました。家は兼業農家だったので、子供のころから、自分の生活の中に農業がありました。

    でも、東京に出てモデルになってからは超かっこいいシティーガールになりたくて。自分の体の中の”田舎”を捨てたくて、農業とはかけ離れたところにいたんです。

    早川:そこからどのような流れで、農業に興味を持たれるようになったんですか?

    林マヤさん:芸能活動の中でCDを出して借金を抱え、完済までに16年かかりました。死ぬほど働いて、やっと返済したものの体を壊してしまったんですね。

    拒食症のようになってしまって、いろいろなものが食べられなくなってしまったときに、「元気になるためにはどうしたらいいのかな?」と考えました。

    早川:食べられなくなってしまったことがキッカケだったんですね。

    林マヤさん:その頃、ダーリン(ご主人)が、茨城の知り合いの農家さんのところに通い、オーガニックのかわいい野菜を作って持ち帰ってくれるようになったんです。「無農薬で作ったオーガニック野菜なら、体に優しいから食べられるのでは?」と考えてくれたんですね。

    その野菜があまりにもかわいくて「わー、かわいい!」と徐々に食べられるようになっていきました。すると、どんどん興味が湧いてきて、「もっと美味しいオーガニック野菜が食べたい!」と思うようになったんです。

    早川:それで、だったら自分たちで作ろう、と考えたのでしょうか?

    林マヤさん:はい。借金もようやく返済したところだったので、それをきっかけに「自分たちで自然が豊かなところに行って、野菜作りをして元気になろう」と東京から茨城県に移住しました。

    畑で農業
    畑で農業をする林マヤさんとダーリン

    東京にいるときは”かっこいい自分”に憧れていたので、かっこいいものばかりを追いかけていたし、たくさんの情報に振り回されて余裕もなく、自分が何なのかがよくわかっていませんでした。だから格好ばかりつけていたんです。

    早川:それが移住してからご自身と本当に意味で向き合うようになれた、という事ですかね?

    林マヤさん:まだ向き合えていないと思います。

    でも、ようやく「本当の自分は何だろう?」と自分を探し始めたという感じでしょうか。移住は自分探しの旅のゼロスタート地点に立った感じですかね。

    東京への就職上京は2週間で退社に!

    早川:まず、マヤさんが東京に上京した頃のお話もお聞きしたいです。

    林マヤさん:私は高校を卒業してすぐに東京に来たのですが、高校生のときはスケバンでした(笑)。スケバンの私が憧れたのがディスコだったのね。東京のディスコに行きたいというのが、一つの目標でした。

    早川:ウィキペディア情報なので確かな情報か分かりませんが、就職先の寮で門限破りを繰り返して二週間で退社と書かれていましたが本当なのでしょうか?

    林マヤさん:はい、そのとおりです(笑)。門限を破って毎晩ディスコに行って遊びまわっていました。結局、仕事もうまくいかず、寮の門限も守れず二週間で辞めました(笑)。

    ロンドンへの無謀な移住計画が、人生を変えた

    早川:その後、芸能界で活躍されていくわけですが、その大きな飛躍となったのが海外での活動ですよね。この時はロンドンに移住をしようと思って行ったのでしょうか?

    林マヤさん:素敵な言葉で言えば、移住ですかね。正しくは「日本を逃げ出したかった」んです(笑)。モデルの仕事が最初はうまくいかず、仕事が全くなかったんですよ。その頃「自分は何が一番好きなのか」と考えて浮かんだのが、パンクファッションでした。

    だったら本場のロンドンに行けば林マヤを認めてくれる人たちがいるかも、と思ったんです。だから居場所を探すために住む場所も決めず、アルバイトで貯めた30万程度の全財産を持って飛行機に乗りました。

    早川:すごいですね。かっこいいです。

    林マヤさん:無謀でしょう(笑)。そしてロンドンに向かう途中、パリで乗り継ぎのために一度飛行機を降りたんです。

    そして、以前一度だけ一緒にお仕事をさせてもらった事がある、入江末男さんというファッションデザイナーの方が当時パリに住んでいたので、電話番号を調べて彼に電話をして、「とりあえずお茶してください」と言ったら来てくれたんです。

    早川:それでパリでお逢いされたんですね。

    林マヤさん:すると入江さんが、カフェ・ドゥ・マゴというお店に連れて行ってくれて、世界的に有名なピーター・リンドバーグさんを紹介してくれたんです。するとピーターさんが私を見て、「おもしろい顔をしているね。ファッションもパンクで日本人っぽくないね。僕とフォトしない?」と声をかけてくれたんです。

    その写真がフランス版のマリ・クレール誌に東洋人、日本人初登場として出ちゃったの!(笑)

    フランス版のマリ・クレール誌
    フランス版のマリ・クレール誌に掲載された実際の写真

    早川:すごい(笑)努力と情熱がつくりだしたシンデレラストーリーですね。

    林マヤさん:今考えると、本当は逃げているんだけど、逃げる前に少しずつ一歩前に踏み出したことが新しい突破口を開いてくれたなと思いますね。

    現在、移住しようと思っている人がいるなら、「もう怖いもの知らずでとりあえず行ってみて!」と伝えたいです。好きな町があるなら、とりあえず行ってみて、それから住む場所を決めたりしてもいいから、「とにかく行動する、行ってみる」。

    怖くても新しい道に進んでみることが大切だと思いますね。

    早川:自分の年齢を気にして、行動を起こせないという年配の方からのご相談もよく頂きます。

    林マヤさん:そういった方には、「失敗を怖がらないで」と伝えたいです。年齢を重ねてくると、失敗という貯金をして自分の中の財産になっているから、それをうまく自分なりに次に繋げていけるからいいんです。

    若い人であれば、「失敗なんかどうだっていいじゃん」と、年齢を重ねた人であれば、「失敗しても大丈夫だから」と後押しをしたいですね。

    早川:パリコレモデルから借金1億円という怒涛の人生を歩んできたマヤさんからそう言って頂けると、とても背中を押されると思います。

    林マヤさん:自分の人生は自分のものだし、人生は一度きりしかないですからね。私はまだ自分探しの旅の途中なので、失敗したときや悩んだときに自分の色の橋を架けるの。その橋を渡って進んでいきたいなと思っているので、みなさんにも自分のそれぞれの色をみつけた旅をしてほしいなと思います。

    林マヤさんが思う、移住の魅力とは?

    早川:移住することの魅力はどんな所にあると思いますか?

    林マヤさん:移住というのはおもしろいですよね。だって自分の心も移せるわけじゃないですか。私も東京にいたときはとてもかっこつけていて、自分を縛っていました。自分の心を決めつけていたし、「東京にいるかっこいい自分」という色の中にがんじがらめになっていたんですよね。

    でも、移住してみたことによって自分のがんじがらめだった心もフワッと移せたんです。

    早川:自分の内面もそうですが、現実的に環境面の変化も大きいですよね。

    林マヤさん:茨城県の守谷では、東京から見たら不便なことはいっぱいあるんですよ。でも住んでいる環境はとても楽。それに、不便というマイナスな点が、とてもおもしろかったりするの。

    マイナスをプラスに工夫することが、また楽しかったりして。もし田舎から東京に行くと思っている人には、とても目まぐるしい世界が待っているかもしれないし、東京から田舎へ行ってのんびりできると思っている人もいるかもしれない。でも、行ってみると実際は違うからおもしろいんですよね。

    移住先を茨城県・守谷市にした決め手

    早川:ちなみに移住先を茨城県・守谷にした決め手は何だったのでしょうか?

    林マヤさん:決め手は、東京への利便性がとても良かったこと。あとは東京からの移住者も多くて若い方や子供たちに向けての教育面や公園などが多くあるということ、そして自然が多いことですね。

    守谷から東京まではつくばエクスプレスで30分程度ととても近いんです。なので、私は守谷のことを、都会と田舎の中間なので『都会田舎(とかいなか)』と呼んでいます。都会も田舎もどちらも満喫できるんです。

    早川:30分程度なら、本当にいつでも東京にも戻れますしね。

    林マヤさん:はい。なので移住をする時に「もうどっぷり田舎に染まって仙人のようになりたい」という方は交通の便など関係ないですが、若い方はやはり交通の便が良い場所が良いと思います。

    私は今、守谷の中でも三回目の引越しをしているんです。移住してみてとても良かったので、今の時点では他の地方に移住をするという気持ちは全くありません。

    早川:確かに「移住したら、どんなに不便でも一生そこに住まなければいけない」と重く考えてしまう方も結構多くいらっしゃいます。今はもっとカジュアルに移住ができる世の中ですよね。

    林マヤさん:引越すのにもお金がかかるし、いろいろな制約や心配もあったりするけど、『移住』という言葉がもっとカジュアルな感じで、今の自分の殻を破って飛び越えられたらいいですもんね。

    私の知り合いや若い人なども、移住して自分の夢を叶えたいけど、やはり仕事やお金の面を一番心配しているんですね。でもそれを移住.netで早川さんたちがフォローしてくれる、底上げしてくれるといったら、もう心強いね!

    早川:はい。移住に興味はあるけれど、現実的に「仕事」「お金」をどうしたら良いかという方の支援をして、移住をもっと身近に感じて欲しいです。

    林マヤさん:私が「毎日楽しい」と感じるようになったのは、移住して新しい世界が広がったからだと思います。これまでの人生とは全く違う世界が広がったんですよ。住む家や、環境を変えることで自分が変わってきました。

    人生劇場という言葉がありますが、移住したときにようやく「あ、私、人生劇場の主役になれるんだ」と思ったんです。

    それまで都会や故郷では、自分を見つけられなくてエキストラだったの。そんな自分だったけど、移住したことで自分で住む場所を決めて、自分の世界をたくさん広げたら、エキストラではなくて自分がドラマの主役になったの。毎日がおもしろくて、とても楽しい(笑)。

    早川:それはマヤさんだからできることではなく、誰でもまさに自分の人生劇場の主役になれるという事ですよね。

    林マヤさん:なれるなれる。だってシナリオは変えられるもん。仕事だって移住.netで早川さんたちがきちんと紹介してくださるし、家だっていろいろなシステムが今はあるじゃないですか。本当に素敵な知らない世界がいっぱい待っているんだなと思いました。

    移住を検討している方へのメッセージ

    早川:最後に、移住を検討している読者の方に向けてメッセージをお願いします。

    林マヤさん:私はやはり、移住をするときに柱を決めてきたんですね。「畑をやりたい」「野菜を育てたい」という柱があったので、それをもとに移住をしたことによって今では色々な知り合いの農家さんができました。

    そういうコミュニティーもできてきたりするので、自分が移住をする際に「目的は何か」「柱は何か」「夢は何か」、そこを決めて夢を広げていけばとても楽しいと思います。

    例えば、陶芸をやりたい、子育てをしたい、それも柱だと思います。いろいろな柱を見つけて、主役俳優を思う存分楽しんでみて下さい♡

    ハーブを育てている林マヤさん

    今なら給付金が最大100万円!超おトクな移住支援制度を紹介中!

    LINEでお問い合わせ
    移住先のお仕事紹介をしています。移住をご検討中の方、お気軽にご連絡ください。
    こちらの記事もおすすめ

    モーニング娘。OG中澤裕子さん、福岡移住で「今を楽しむ」

    みなさん、こんにちは! 「移住.net」編集部です。 今回は「モーニング娘。OG」として活躍後、バラエティー番組...

    広島から京都へ移住!ヨガを仕事に生きる「仁下 愛美」さんインタビュー

    みなさん、こんにちは! 「移住.net」編集部です。 今回は、広島県から京都に移住された仁下愛美さんにインタビュ...

    「移住.net」で地方を元気に!早川 諒 代表

    皆さんこんにちは! 移住.net 編集部です。 今回は我らが移住.netの創業者であり、移住支援事業を手掛ける株...

    長崎県・壱岐島に移住!ヨガ講師が教える壱岐島の魅力とは?

    みなさん、こんにちは! 「移住.net」編集部です。 今回は、長崎県の離島・壱岐島に移住された荒木 愛弓さんにイ...